長野市で6月17日、91歳の男性が運転する車で死亡事故が起きたことを受け、警察が高齢ドライバーに慎重な運転操作や、運転支援機能がついたサポカーへの乗り換えなどを呼びかけました。
警察官:
「高齢者の事故が増えていますので運転するときは気をつけて」
長野市檀田のスーパーで行われたのは、高齢ドライバーに対する交通事故防止の呼びかけ。
このスーパーでは17日、駐車場から出ようとした91歳の男性が運転する乗用車が、道向かいの店舗の外壁に衝突し、助手席に乗っていた84歳の妻が死亡しました。
長野市では、今年に入り死亡事故が相次いでいて、18日までに7件発生し7人が死亡しています。
県は18日、「長野地域」に「交通死亡事故多発警報」を発令しました。
7件いずれも高齢者がからんでいて、6件が高齢者が運転する車の事故、1件が道路を横断中の高齢者がはねられる事故でした。
呼びかけでは、事前の体調確認や慎重な運転操作、運転支援機能のついたサポカーへの乗り換えなどを呼びかけました。
89歳:
「車無いと不便だね。出しても40km/hくらいでずっと走って、無理しないで」
91歳:
「来年まで免許あるん。(返納するか)どうしようかと。息子には言われている、あまり人を乗せちゃいけないよと」
長野中央警察署交通第二課・小林誠課長:
「交差点等では必ず止まる。左右確認するとか、基本的なことを励行するのと。車が必要であればサポカーはどうなのか、車がいらなければシニアカーとか、いろいろ交通手段を一度体験して、選択肢を増やしてほしい」