福井県内では、6月とは思えない真夏のような暑さが続いています。福井市内の老舗和菓子店では、昨年よりも1カ月早くかき氷の提供を始めていて、午前中から大勢の客が訪れています。
福山千奈アナウンサー:
「きょうも暑い!そんな時に食べたくなるのは、冷た~い食べ物ですよね」
そこで訪れたのは、福井市の明治7年創業の老舗和菓子店・竹内菓子舗が2023年にカフェを併設してオープンした文京店です。
この店が作るかき氷がいま、SNSなどで話題となっています。
今回は、「宇治抹茶のかき氷」をオーダー。
和菓子店らしい升を器に薄く削った氷をうず高く盛り付け、自家製の宇治抹茶ソースをたっぷりと染み込ませます。白玉やわらび餅もトッピング。さらにソフトクリームを盛り付け、その上に店の看板商品、カステラをラスクにしたものを載せて完成です。
福山千奈アナウンサー:
「氷は口に入れるとスッと溶けます。抹茶の苦みとあんこの甘み、ソフトクリームのコクがマッチして…とてもぜいたくなかき氷ですね」
6月とは思えない暑さが続き、店では昨年に比べて約1カ月早く、かき氷の提供を始めました。「去年は6月中旬からの販売だったが年々暑くなっているので、5月下旬からかき氷の販売を始めた。今年は午前中から来る客が多い。昼だけではなく朝から暑いからだと思う」
取材した午前11時頃、福井市内の気温はすでに30度を超える真夏日に。開店から1時間足らずで大勢の客が訪れていました。かき氷を食べた人は「すごく外が暑いのでひんやりとしたのを食べたくなった。冷たくて美味しい。」と話していました。
宇治抹茶かき氷は8月いっぱいまで提供する予定ですが、残暑が厳しければ9月まで延長することも考えているということです。