北陸新幹線の福井県内開業に合わせて、旧北陸本線がJRから経営分離されて誕生したハピラインふくいでは、電車の利用促進を目的に今後、2つの新しい駅を開業します。
 
福井駅-森田駅の間にできる新駅と、武生駅ー王子保間にできる新駅「しきぶ駅」です。しきぶ駅は2026年3月の開業が予定されていて、19日はこの、しきぶ駅を地元の高校生が見学しました。
       


ハピラインふくい武生駅-王子保駅間に設置される新駅「しきぶ駅」は2024年5月に着工し、現在はホームや駅舎の建設が進められています。開業は当初の予定から1年遅れの2026年3月を予定しています。
   
19日は、駅から徒歩約5分のところにある武生商工高校の2年生約30人が建設現場を訪ねました。生徒たちは土木や建築について学んでいて、教科書に載っている施工技術や工法が実際の工事現場で使われているのを見学し、工事担当者の説明を熱心に聞いていました。

工事担当者から「(コンクリートが)乾燥して引っ張られたときにひび割れが発生するので、割れないよう水を溜めなくてはいけない」と説明を受けた生徒たちは「コンクリートを生で見て、こういう感じに固めていくんだと新しい気付きがあった。これからの授業に生かしたい」「実際に見ると、テキストで学ぶだけでは足りないと実感した」などと話していました。


ハピラインふくいでは「しきぶ駅」の他に、福井駅-森田駅間の福井市高木町付近にも新駅を計画しています。2026年度の事業化を目指しています。開業時期や駅の名称は決まっていません。
   
どちらの新駅も多くの利用者が見込まれるエリアで、19日に「しきぶ駅」を見学した武生商工高校の生徒たちの多くも、2026年春から通学で利用することになります。
  
見学した生徒は―
「自分の家が近いし、高校からも近い。福井市に遊びに行ったりするので使うことが増えそう」
「今まで武生駅を利用していたが少し遠いのですぐ近くに駅ができるのはすごくありがたい。(開業が)すごく楽しみ」
   
完成を心待ちにする生徒の声、その声を受けて「しきぶ駅」は一歩ずつ形になっていきます。開業は2026年3月です。     

福井テレビ
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