暑くなるこれからの季節におすすめ、台湾茶をベースにしたフルーツたっぷりのドリンクが味わえる専門店「水果茶房」を紹介する。
2025年4月12日に岩手県北上市上江釣子にオープン「水果茶房」は、県内では珍しい台湾茶をメインにしたテイクアウト専門店だ。
水果茶房 店長 卯名根口 成美さん
「コーヒーショップはたくさんあるが、ティー（お茶）をメインにしたさっぱりとしたメニューのお店が少ないと感じていたので、店を出して皆さんにお茶の魅力を伝えたいと台湾茶にした」
ウーロン茶に代表される台湾茶は飲みやすく、さわやかでコクがあり、それをカジュアルに楽しむことができる。
「水果茶房」では現在16種類のドリンクを提供中。中でもイチオシの「四季春ティー」は、渋みの少ない緑茶のような味わいとランの花のような香りが特徴の台湾茶だ。
水果茶房 店長 卯名根口 成美さん
「（『四季春ティー』は）一番好きな台湾茶。『四季春ティー』に多く含まれているメチル化カテキンが花粉症予防にいいらしいと聞いた」
「四季春ティー」は、すっきりとした味わいと優しく広がる香りが身も心もリラックスさせてくれる一杯だ。
水果茶房は毎週、金曜から日曜までの3日間営業している。
店主の卯名根口さんは普段北は上市内の税理士事務所に勤務し、休みの日に店を営業している。
店を持つことを決意したのも、税理士事務所での出会いがきっかけだった。
水果茶房店 長 卯名根口 成美さん
「税理士事務所で勤務している中で、経営者の方々がとても情熱をもって前向きに挑戦している姿を見て刺激を受け、私も何かチャレンジしてみたいなと思って始めた」
自分の好きなことにトライしてほしいという事務所の後押しもあり、念願だった店をオープンさせた。
卯名根口さんが、これからの時期がおすすめの「パイナップル＆パッションティー」は、紅茶かウーロン茶を選ぶことができ、フルーツたっぷりのトロピカルなドリンクだ。
水果茶房店長 卯名根口 成美さん
「『パイナップル＆パッションティー』は、フルーツの風味に負けないアッサムティー（ 紅茶）を使っているのでコクも感じられる。（一方）ウーロン茶を使うと、フルーツの中に優しい渋みと深みのある味わいになっている。（いずれも）自信作です」
来店客（Q：飲んだ感想は？）
「おいしいです」
「水分が無いと筋肉張らないんでありがたい。果物と一緒にとれる」
「これから夏は、これで乗り切ろうかな」
水果茶房 店長 卯名根口 成美さん
「ティー（お茶）の店があまりないので珍しいし、ありがたいと言ってもらえる。気軽に立ち寄れて、ちょっと話して帰る感じ。ホッと一息つきたいときに気軽に立ち寄れるあたたかい空間にしたい」
卯名根口さんが、地元に根差したメニューも出したいと考えてつくったのが、北上市更木産の桑葉を使った「更木くわ茶ミルクティー」だ（6月限定）。
クセもなくほんのり桑の葉の香りが楽しめるミルクティーに仕上がっている。
水果茶房 店長 卯名根口 成美さん
「これからの季節に向けて、フルーティーで爽やかな商品を取りそろえているので、皆さんに楽しんでいただけたらうれしい」
卯名根口さんはこれからもメニューを増やし、お茶の魅力を発信したいと意気込んでいる。
