人気アイドルグループが新規メンバーを募るオーディション「timelesz project」、通称「タイプロ」に参加した前田大輔さん(富山市出身・24歳)。オーディションを経て、大手芸能事務所に所属し、現在は新たなグループ結成に向けて動き出しています。その胸に秘めた熱い想い、これまでの道のり、そして未来への展望を率直な言葉で語っていただきました。【全3回で掲載しています】

「方向性が一緒」盟友・西山さんとの関係性

――オーディション時代から共に戦ってきた西山さんとは、どういった関係性なのですか?

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「あまり趣味とかは合わないんですけど、性格も全然違いますし。でもグループを作る上で考えてることが似てる部分があって、方向性とかで揉めることってよくあると思うんですけど、智樹はそれがあんまりないっていうか。例えば、『メンバー集め』だけで言ったら、この子いいよねって言った子は智樹も大体いいねって言うんで、そういうところはすごい心地いいなって思いますし、しっかりしてるから。僕は結構ストレートに何でも伝えちゃうタイプなんですけど、智樹はちゃんと色々経由して慎重に伝えてくれる。僕はまっすぐ言った方がいい時もあるし、智樹みたいにちゃんと慎重に話した方がいいと思う時もある。そういう部分でお互い助け合ってやれているので、すごいいい関係だなとは思います」と、絶妙なバランスで成り立っている関係性を語ってくれました。

――グループでやりたいという思いは強かったのですか?

「グループっていうのはやっぱりこだわりがあって、それは僕がこのアーティストを目指し始めたきっかけもやっぱりグループの活動に憧れて始めた部分があったので、ずっとグループでやりたいと思っていて。智樹も多分それはあったようで」と、グループへの強い思いを明かします。あるイベントで多くのグループのパフォーマンスを目の当たりにし、「やっぱりかっこよくてその大人数でしか出せない迫力とか魅力とかある。そういうところで智樹とやっぱグループいいねって。その帰り道にこういう話あるんだけどどうって智樹が誘ってくれて。うん、やりたいわって言ってやることになりました」と、現在の活動に至る経緯を語りました。

「行動して欲しい」挫折を乗り越える原動力と、挑戦者へのメッセージ

――オーディションを振り返ってみて、今はどんなお気持ちでしょうか?

「オーディションを振り返ってみると、本当にすごい大きなターニングポイントだったなっていうのはありますね。タイプロが終わった後、地元に帰ってきた時、すごいいろんな方に声をかけてくださって嬉しいですし、もちろんタイプロがなかったら今の事務所に所属することも多分なかったでしょうし。やっぱりすごい大きなターニングポイントだったなっていうのは振り返っても思いますね。あと青春だったなってやっぱ思いますね。楽しかったです」と、感慨深げに語ります。敗退した直後は「なんでだろうと正直思っていましたけど、今こうやって新しい道に進めて、ワクワクできているし。そんなマイナスな思いはなかったですね。今こういう状況が作れているからそう思ってるだけかもしれないですけど、落ち込みはしましたけど、前向きに考えていましたね」と、当時を振り返りました。

――これからオーディションに挑戦しようと思っている子たちへ、メッセージをお願いします。

「行動して欲しいっていうことはやっぱりありますね。例えば僕たちは今SNSでいろんな子を探していますけど、こういうことがあるかもしれないし、SNSで発信し続けていたら絶対誰かが見てくれるっていうこともあるので、やっぱり何かしら行動はしないとっていうのは、迷っている日もあったら行動した方がいいっていうのは伝えたいですね。それが自信がなくてもいいので、やり始めないと成長しないので、とにかく動いて欲しいっていうのはありますね」と、力強いエールを送ります。

――もし悔しい思いをした場合、どのように立ち直るのですか?

「1回落ち込んで欲しいとは思います。僕も1回落ち込むので。でもちゃんとそこで消化して1回考えて、僕の場合だったらサウナに入りながら考えたりするんですけど、1回考えて1回答え出して。それで、時間が解決してくれることもあるので、それを繰り返していけば、全然落ち込まなくなる。僕はもうその方法知っているから大丈夫なんですけど、もう1回落ち込んで考えて、それを繰り返しておけば強い人間になると僕は思います」と、独自のリカバリー方法を明かしてくれました。「もうこれ自信持って言えます。挫折の経験も多いからこそ言えるので。でもこれは行動した人にしか分からないことだと思う。行動してください」と、経験に裏打ちされた言葉を述べてくれました。

――何度挫折を経験しても、もう一度やりたいという原動力は何ですか?

「僕は恩返ししたいっていうのが1番原動力であって。支えてくれる人って、最初は少ないんですけど、僕はいろんなところを点々としていたんで、すごいお世話になった方の数が多すぎて。でもまだ何も返してない自分にすごいイライラしちゃって。でも途中で投げ出して今までお世話になった方を裏切るのも絶対違うなって思っていた。原動力は恩返ししたいっていう一心で後半はずっとやっていましたね、僕は」と、熱い想いを語ります。「デビューが恩返し。デビューして恩返しして、もっと今度はファンの方に音楽として恩返しをしていくっていうことだと思います」と、その先のビジョンも見据えています。

次回第3回では、目指すグループ像や今後の目標などをお聞きしました。

富山テレビ
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