6月定例県議会が16日に開会しました。杉本知事は、北陸新幹線の小浜・京都ルートについて、1日も早い認可・着工と全線開業を政府・与党に強く求めるとしました。
6月定例県議会の提案理由で杉本知事は、北陸新幹線大阪延伸について、小浜・京都ルートでの整備を政府与党に強く求めていくことを説明しました。
杉本達治知事:
「県議会の皆さまをはじめ、沿線府県や経済界との連携を一層強化し、1日も早い認可・着工および全線開業を政府与党に強く求めていく」
京都市議会で小浜京都ルートに対する実質上の反対が決議されて初めての県議会。京都市民をはじめとする沿線自治体の同意や安定的な財源の確保など「着工5条件」を満たすことができるよう政府・与党に強く求めていくとしました。
また、福井駅周辺で進むアリーナ構想は、先週、福井商工会議所が建設費が最大160億円に膨らむ見通しを示しました。これについて杉本知事は「福井のにぎわいづくりの核となる重要なプロジェクトとして、県議会の意見を聞きながら、福井市とともに支援のあり方等について検討していく」と述べ、国の交付金やふるさと融資を活用した県の財政支援について、県議会での議論をふまえ検討するとしました。
上程された6月補正予算案には、通行止めとなっている大野市の国道158号の災害対応やアメリカ関税措置や物価高への対応に合わせて約52億円が計上され、審議されます。
6月定例県議会は7月8日までの23日間です。