大野市と勝山市にまたがる奥越高原牧場では、乳牛の放牧が5月から始まっています。梅雨の晴れ間となった12日は、ウシたちが草をはむなどのびのびと過ごす姿が見られました。
    
新緑が深まる牧場をのんびりと歩くウシたち。県の奥越高原牧場では、栄養が豊富な春の牧草をお腹いっぱい食べて適度に運動し、健康で丈夫になるよう毎年、放牧を行っています。
   
牧場のある六呂師高原は、この冬の大雪で3メートルの積雪があり、牧草の生育が大幅に遅れたことから、例年より1カ月遅く5月20日から33頭が放牧されています。
   
奥越高原牧場にいる乳牛はホルスタインという品種で、性格は温厚で群れで行動します。陽気で好奇心旺盛らしく、撮影を始めるとカメラに集まってきました。
 
川森庸博場長が「ホーホー」と声をかけると後をついて歩き、新鮮な牧草を食べていました。
 
奥越高原牧場では、酪農家の元で生まれたホルスタインのメスの子牛を買い取り、2年間ほど飼育して妊娠したのを確認し、酪農家へ譲渡するという業務を続けています。
   
牧場にいる200頭のウシのうち60頭を放牧する予定で、現在放牧されている33頭に加え、残り27頭も来週中には放牧することにしています。

福井テレビ
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