大東建託がまとめた2025年の「街の住みここちランキング」が発表されました。愛知県の駅別の満足度では、都心に近いながらも、これまで注目されていなかった「尼ケ坂」駅が急上昇、その住みやすさの理由を探りました。
■愛知のランキングに異変!?知る人ぞ知る『尼ケ坂』とは
6月11日に発表された2025年のランキングでは、岐阜県は北方町が6年連続で1位、三重県は、朝日町は3年連続1位と、トップ5は常連の自治体が占めました。

注目したのは、愛知県の駅別での満足度です。2024年は長久手市の駅がTOP3を独占しましたが、2025年は名古屋市北区にある名鉄瀬戸線の「尼ケ坂駅」が、根強い人気エリアを抑えランク外から堂々の2位に入りました。

麗沢大学の宗健教授:
住むにはすごく静かでよくて、ちょっと出ようと思えばすぐ近くに中心街があって繁華街もあって大通りもあるというバランスの良さが、評価の高さにあるんだと思います。
尼ケ坂駅は、名鉄・栄町駅から電車1本でわずか5分と、都心部へのアクセスも良く、周りには緑もあり、住み心地もよさそうです。

ランキング圏外からの2位は、住民にとっては“当然の結果”のようです。
30代の住民:
小学3年ぐらいから20年ぐらい(住んでいる)。近くに栄も大曽根もあるので住みやすいと思います。
60歳の住民:
年をとってもここにずっと住みたいなという思いがあって。
■都心に近くて静か…高架下には“商店街”も
駅のすぐ目の前には、子育て世代に嬉しい公園があり、徒歩8分の距離にはスーパーマーケットもあります。

栄まですぐの場所に位置しながら、都会の喧騒を忘れさせる静かで落ち着いた雰囲気が、住み心地がよい理由のようです。
さらに、尼ケ坂駅と隣の清水駅の間の高架下に、飲食店などが集まる「SAKUMACHI(サクマチ)商店街」があります。

商店街にある「つばめパン」は、本格食パンなどが人気です。
40代の住民:
のんびり、子供たちが帰ってくるまでの時間をちょっとゆっくり過ごせる場所という感じ。
これまでは“知る人ぞ知る”存在だった「尼ケ坂」、住み心地のよい街として注目を集めそうです。
(東海テレビ)