欧米人ら約230人を乗せた海外クルーズ船「ハンセアティック・インスピレーション」が11日、初めて敦賀港に寄港しました。福井県内への海外クルーズ船の寄港は2025年度で3回目です。
         
敦賀港に初めて姿を見せた「ハンセアティック・インスピレーション」は、ヨーロッパのマルタ船籍の小型ラグジュアリー船で、全長は約139メートルあり、富裕層の欧米人を中心に約230人が乗船しています。
 
6月9日に小樽を出発し、17日間かけて日本と韓国を周遊します。
 
乗客らは地元の園児らの歓迎を受けた後、さっそくシャトルバスに乗り込み敦賀市内の観光などに出かけました。
 
気比神宮では、「日本の高い文化には本当に驚かされます。ここに来ることができて本当に感謝している」などと話しながら、ひしゃくを使って手を清めたりお参りしたりして日本文化を感じていました。また、スマートフォンやカメラで写真を撮ったり、境内を散策したりと思い思いの時間を過ごしていました。
  
「ハンセアティック・インスピレーション」は午後7時に敦賀港を出港し隠岐島へ向かいました。
 
2025年度は、敦賀港への海外クルーズ船の寄港が合わせて9回予定されていて、今回は3回目です。7月5日には今回の10倍以上、約2700人の外国人客を乗せた「ダイヤモンド・プリンセス」が寄港します。

福井テレビ
福井テレビ

福井の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。