ジメジメとした梅雨の季節に嫌なものといえば「カビ」です。カビは食品だけでなく、普段から使っている日用品や、私たちの体にも潜んでいる可能性があります。

■いや~な梅雨の湿気 「適材適所」のカビ対策を

梅雨前線の影響で、東海地方には前線の南側に湿った空気が流れ込み、11日未明に各地で激しい雨となりました。11日午後3時までの24時間の雨量は、岐阜県大垣市で126.5ミリ、名古屋市でも71.5ミリなどの雨を観測しました。

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この梅雨の雨で嫌なものと言えば、湿気による「カビ」です。

街の人A:
やっぱりジメジメしていますね。服も除湿剤を入れて対策しています。

街の人B:
湿気がすごいので、エアコンで除湿をかけて。

名古屋市中区の「ハンズ名古屋松坂屋店」には、梅雨のこの時期に使える、除湿剤やカビを除去するグッズなどのコーナーが作られています。

中でも注目は、エアコンやシンク下、風呂場など、カビの生えやすい場所に設置することでカビを防止するグッズで、「エアコンのカビきれい」はエアコンの吸気口に貼るだけでカビを防ぐほか、匂いも取ってくれます。

他にも、吹きかけるだけでカビを防ぐことができる「パストリーゼ77」は、食品などにも使うことができる優れものです。

ハンズ名古屋松坂屋店ハウスウェア担当の三田祐子さん:
暑くなったり涼しくなったり、今年の天気は難しいんですけど、早めに対策していただけたらと思います。

■“耳の中”にも…カビが発生する「3つの条件」

特に梅雨の時期は、思わぬところでカビが発生するので注意が必要です。カビが発生する条件は「高温・多湿・養分」の3つです。水回りや、ほこりのたまりやすい家具のウラなどが要注意です。

「高温」への対策はこの時期に難しいので、「多湿」を防ぐため、換気や除湿を行って湿度を下げる。「養分」を与えないため、こまめな掃除でほこりやよごれを取るなどの対策があります。

身近な「スマホケース」も要注意です。スマホケースは、手の皮脂やほこりなどがカビの栄養となるほか、最近ではお風呂場に持ち込んだときに湿気を含んでしまい、カビにつながる場合もあるといいます。

対策として、汚れた手で触らず、定期的にケースを外して除菌シートなどで拭くことや、もしカビが生えてしまった場合には、重曹スプレーやアルコールなどで拭いた後、日光に当てて乾燥させると、カビを取ることができます。

さらに、カビが生えやすいのが「耳」です。イヤホンなどで耳を密閉すると、高温多湿なカビが大好きな環境になり、「かゆみ」や「耳垂れ」などの症状があらわれます。

対策は「耳掃除をしすぎないこと」です。耳かきをしすぎると傷ができ、そこからカビが生えてしまうため、月に1度、綿棒で入口付近を2〜3回、円を描いて拭く程度がよいそうです。

(東海テレビ)

東海テレビ
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