機械メーカー「大川原化工機」のえん罪事件で、捜査の違法性を認めた東京高裁判決について社長らが、警視庁などに対して上告しないよう求めた署名を提出しました。
「大川原化工機」のえん罪事件をめぐっては、東京高裁が5月、警視庁公安部と東京地検の捜査の違法性を認め都と国に合わせて約1億6600万円の賠償を命じる判決を言い渡しました。

大川原社長らは9日、警視庁と東京地検に対し、最高裁への上告をしないことなどを求めた4万人以上のオンライン署名を提出しました。

大川原正明社長は「上告をやめてくださいということ(を要望した)。きちんと真実を追究してほしい。このような事件がないようにしていただきたい」と述べています。
上告期限は6月11日で、都と国は上告しない方向で検討を進めています。
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