東京では暑い中でも多くの若者がマスクを着用しており、20代女性の約6割、男性も半数近くが日常的にマスクを着用し、女性の6割は一日中マスクを外さないという。専門家は「マスク依存」を指摘。無理に外さず、抵抗の少ない場面から練習することを勧めている。
若者の過半数「マスクを着ける日が多い」
東京は6日も、真夏日に迫る気温を観測した。
新宿の街を行く人に目をやると、暑い中でも多くの人がマスクを着けている。このマスクについて、気になる調査結果が出ている。

3月に行われた調査によると、20代で「マスクを着ける日が多い」と回答したのは女性が約6割、男性が半数近くだった。

さらに、マスクを普段着ける人の中で「ずっと着けたままが多い」という回答の割合は、20代女性が59.7%と最も多い結果となった。
渋谷でマスクを着けていた人たちは、こう話した。
20代:
ちょっと風邪気味なので、マスクはした方がいいかなと思って。
20代:
イベントとかいろいろ諸事情の予定があったりするので、一応マスクを着けてる。
目的があって着用している人がいる一方、こんな人もいた。
取材班:
なぜマスクを着けてる?
10代:
特に理由はないです。癖で。何も考えずに着けてる。
特に理由はなく、マスクを着ける人もいた。さらにはこんな人もいる。
中学生:
(マスクは)外したい。自分の顔があまり好きじゃないから外せない。
若い女性に多くみられる“マスク依存”
外したいけど外せないという声。なぜこのような状況が起きているのか。精神科医の反田院長は、こう指摘する。

あさなぎクリニック・反田克彦院長:
(マスクが)ないといられない、してないと人前に出られないということになると、マスク依存ということになると思います。女性が多い。若い方に多いような印象があります。
反田院長によると、外見を見られたくないという理由や、表情から自分の内面を探られたくないなどの理由が考えられるという。
あさなぎクリニック・反田克彦院長:
マスクをしてることで外に出られる人たちにとっては、あえて無理に外そうと思わない方がいい。外したいけど外せないという人は、(マスクを外すことに)抵抗が少ない場面から外す練習をしていくのがいいんじゃないか。
(「イット!」6月6日放送より)