東海3県では6月6日、最高気温30℃を超える真夏日になったところもありました。気をつけたいのは「熱中症」です。猛暑に備えるための対策グッズも進化しています。
■各地で真夏日に…気をつけたい「子供の熱中症」
6日に最高気温29.1度を観測した名古屋市内の公園では、子供たちが気持ちよさそうに水遊びをする姿が見られました。

東海3県の各地の最高気温は、岐阜県多治見市と愛知県豊田市で30.6度、三重県伊賀市上野で30.2度など、30度を超える真夏日となりました。
この暑さで気をつけたいのが「熱中症」です。
母親:
水筒を持ってきています。扇風機。(ベビーカーに)ひんやりするマットを付けています。
街の人:
小さな保冷剤。ここ(首)冷えるからね。
特に子供は大人に比べて、地面からの距離が近く、照り返しを強く受けるため、熱中症のリスクが高いとされています。

サントリーなどが行ったマネキンを使った実験では、子供は大人に比べ、感じる気温がおよそ7度も高くなっていました。
■「着る扇風機」に「見える化」も…対策グッズが進化
女性向けの商品を多く扱う名古屋市港区の「ワークマン女子」の店舗には、暑さ対策のウェアのコーナーがあります。
もはや定番となりつつある「ファン付きのウェア」は、2025年から新たに女性用と子供用の販売も始まり、前年を上回る売れ行きだといいます。

ワークマン店舗運営グループの青山典央さん:
昔は農作業をされる方、草むしりをする方。最近ですと野外フェスとかレジャーで使っていただいたり。
客:
仕事とかでバイクに乗るんですけど、日中はすごく暑くて倒れそうになったり、汗だくになったりするので、熱中症対策で買いに来ました。
さらに注目を集めている対策グッズがあります。
ワークマン店舗運営グループの青山典央さん:
このベストが大変人気で、入荷次第、売り切れ続出みたいな。暑さ対策で一番“アツい”商品です。

5カ所についた金属の板がついた「ペルチェベスト」は、スイッチ1つで金属の温度を上げたり下げたりすることができます。
実際に試着してみると、思ったよりも軽く、涼しさを感じることができ、さらにその上から、ファン付きのウェアを着ると、より快適に感じられます。
新たに登場した女性用のファン付きウェアは、空気の膨らみを抑えるマジックテープがついていて、見た目がすっきり見えるように配慮されています。

このほか、腕時計のように手首につけることで、熱中症の危険を知らせる「暑熱バンド」も販売されています。センサーで気温などの影響を受けにくい、体の内部の温度変化を感知して、熱中症のリスクをLEDの色や振動で知らせてくれます。

2025年6月から職場での熱中症対策が義務化されたこともあり、こうしたグッズの需要は今後も高まりそうです。
(東海テレビ)