次世代の燃料で脱炭素を目指すため、トヨタ自動車は水素エンジンや、ENEOSなどと共同開発した「低炭素ガソリン」を燃料とするレーシングカーで、24時間耐久レースに参加しました。

静岡県小山町の富士スピードウェイで、5月31日から24時間の耐久レースが行われました。

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トヨタ自動車は二酸化炭素を排出しない水素エンジンのレーシングカーを投入しました。

トヨタは4年前からレースを通じて水素燃料の研究を進めていて、この日は豊田章男会長も参戦しました。

マツダのロードスターに給油されたのは「低炭素ガソリン」です。

トウモロコシやサトウキビから作られる植物由来のバイオエタノールを、ガソリンに混ぜた燃料で、自動車から排出される二酸化炭素を、実質的に減らす効果が期待されています。

石油大手のENEOSと、トヨタやマツダなど自動車メーカー4社は、バイオエタノールをおよそ20%混ぜた低炭素ガソリンを共同で開発し、実用化を目指しています。今回のレースでは、各社のレーシングカーが低炭素ガソリンで走行しました。

脱炭素へ、メーカーの総力戦で低炭素ガソリンの実用化を目指します。

トヨタ自動車 中嶋裕樹副社長:
自動車各社でしっかりと車を鍛えながら使わせていただく。お客様のカーボンニュートラル、自動車業界のカーボンニュートラルに貢献していくことを、みんなでともに挑戦していきたい。

(東海テレビ)

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