新潟県佐渡市でクロマグロが連日、大量に水揚げされている。近年、不漁が続いていただけに漁港は活気にあふれているが、大漁が続いていることでの懸念も生じていた。
“クロマグロ”豊漁すぎて嘆きの声…
新潟県佐渡市で水揚げされていた大きなクロマグロ。

佐渡市では近年、クロマグロの不漁が続いていたが、2週間ほど前から連日にわたって100kg前後のクロマグロが水揚げされていて、漁の最盛期を迎えている。
一方で、クロマグロは乱獲防止などの観点から年間を通し、それぞれの漁業組合で漁獲量が定められていて、25年は豊漁の影響ですでに規定の漁獲量に迫っているという組合も。

こうした状況に加茂水産定置網組合の石塚林二郎組合長は「オーバーしないようにその範囲でクロマグロを持ってくる。だから残ったものは放流、それが100本~200本ではない。なぜこんなことに。マグロの餌のイカなんかとれる量が壊滅状態、サバも全然いなくなった」と嘆きの声も。
クロマグロの水揚げは7月下旬まで続く見込みだ。
(NST新潟総合テレビ)
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