沖縄を訪問中の天皇ご一家は子どもを含む約1500人が命を落とした学童疎開船「対馬丸」の慰霊碑や記念館を訪問されました。
午前10時半ごろ、両陛下と愛子さまは、那覇市内にある「小桜の塔」を訪問されました。
「小桜の塔」は、戦争が激しくなった1944年、アメリカ軍の潜水艦に撃沈され、児童780人を含むおよそ1500人が犠牲になった学童疎開船「対馬丸」事件を始め戦争に巻き込まれた子ども達を弔う慰霊碑です。
両陛下と愛子さまは、塔に向かってゆっくりと進み、白い花束を手向け、深く拝礼されました。
この後、ご一家は近くの「対馬丸記念館」に足を運ばれました。
戦時中に学童疎開を経験した上皇ご夫妻は、同世代の児童が犠牲になった対馬丸の悲劇に心を痛め、事件から70年の年に訪問されています。
初めて記念館を訪れたご一家は壁を埋め尽くす幼い子ども達の遺影や筆箱、ノートなどの遺品などを見つめ、じっと説明に耳を傾けられていました。
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