5月18日、三重県亀山市の新名神高速下り線で乗用車が逆走し、避けようとした車に乗っていた女性4人がケガをしました。警察は6月4日、危険運転致傷の疑いで逮捕した34歳のペルー国籍の男を立ち会わせ、実況見分をしました。
ペルー国籍のロッシ・クルーズ・ジョン・エリアス容疑者(34)は5月18日、亀山市の新名神高速下り線を乗用車で逆走し、避けようとした車に乗っていた女性4人にケガをさせた危険運転致傷の疑いで逮捕されました。

そして6月4日、普段なら多くの車が走る新名神高速道の下り線およそ35キロの区間を、2時間にわたり通行止めにして実況見分が行われました。
警察はロッシ容疑者を立ち会わせ、逆走した車両に見立てた青い車を走らせたほか、事故があった時と同じように車を配置。巻き込まれた4台の車の運転手4人も立ち会い、当時の状況を確認しました。

警察によると、外国で取得した運転免許を切り替える「外免切替」の制度を利用し、5年以上前に日本の免許証を取得していたロッシ容疑者。
滋賀県内の高速道路の本線上でUターンし、鈴鹿パーキングエリアまでおよそ14キロ逆走したとみられ、警察署に出頭した当初、「道を間違えた」などと説明していました。

警察は逆走の経緯や、逆走を始めた場所の特定を進めています。
(東海テレビ)