埼玉県蕨市の郵便局立てこもり発砲事件で被告の88歳の男に懲役24年の実刑判決が言い渡されました。
鈴木常雄被告(88)はおととし10月、蕨市の郵便局で女性局員2人を人質に立てこもり、警察官に向け拳銃を発砲して殺害しようとした罪などに問われていて、鈴木被告は「殺すつもりはなかった」と起訴内容を一部否認していました。
さいたま地裁は判決で、「殺傷能力の高さを十分認識しながら至近距離で発砲した」と指摘し、殺意を認定しました。
その上で「立て続けに多数の重大犯罪を犯し多くの人々を恐怖に陥れた責任は重い」と述べて、鈴木被告に懲役24年の実刑判決を言い渡しました。
鈴木被告はこれまでの裁判で検察側が懲役25年を求刑した際に、「この歳での懲役25年はびっくり。生きていられないよ」と述べていました。
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