団塊の世代が75歳以上となり、より高齢化が進むなか、介護人材を育成するための講習会が広島市で始まりました。

3日の開講式には、セカンドキャリアなどで介護職を目指す42人が参加しました。
この講習は、介護人材の確保や育成の一環として全国各地で行われているものです。
今年は第一次ベビーブームに生まれたいわゆる「団塊の世代」が全員75歳以上となり、今後、高齢者の割合が拡大することが推測されます。

介護労働安定センターによりますと、介護業界は深刻な人手不足が課題で、県内でもおよそ7割の事業所で人材が不足しているということです。

【介護労働安定センター広島支部・北村知美アドバイザー】
「5年後10年後の広島県の介護人材の中でも中核の人材としてリーダーができるような方を育てていきたい」

講習は11月までおよそ半年間行われ、受講者は現場実習などのカリキュラムを受けます。

テレビ新広島
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