プロ野球・巨人の長嶋茂雄終身名誉監督が、6月3日朝早く肺炎のため亡くなりました。89歳でした。
東日本大震災の発生直後には激励のメッセージを贈ってくれました。
多くの人に親しまれた長嶋さんの突然の訃報に岩手県内でも惜しむ声が聞かれました。
宮古市役所の庁舎の一角に飾られた「がんばれ宮古」という色紙は、東日本大震災が発生した2011年、長嶋さんが市に贈った激励のメッセージです。
このメッセージをコピーした紙は当時市内で配布され、被災した人を勇気づけました。
長嶋さんのメッセージが貼られている市内の三社自動車の松原安子社長は、当時をこう振り返ります。
三社自動車 松原安子社長
「本当にみんな喜んだし長嶋さんの字を見てみんな泣いた。安らかにとしか言えないです」
またドジャースの大谷翔平選手は3日に自身のSNSで生前の長嶋さんとの2ショット写真を公開し「心よりご冥福をお祈りいたします」と追悼のメッセージをつづっています。
そして岩手日報社は3日に長嶋さんを追悼する号外を1万5000部発行し盛岡市内で配布しました。
盛岡市民
「(長嶋さんに)私も憧れて野球部でサードを志した記憶がある。お悔やみ申し上げます」
「日本球界の人としてすごい功績を残した人なので残念」
世代を超えて愛された長嶋さんが永い眠りにつき、県内でも多くの人がその死を悼んでいます。