片側1車線の高速道路を走る車。
前には、高齢者マークをつけた黒い軽自動車が走っています。
この直後、前方に障害物などがないにもかかわらず、車は突然、スピードを落とすとハザードもつけずに完全に停車。
後ろを走っていた車は、すんでのところで追突を免れました。
後続車の運転手:
なぜ止まるという感じ。普通、高速(道路)で止まること自体がありえないので、自分の後ろにも車がいたので、追突されたらどうしようと。
なぜ高速道路で突然、停車したのか。
そういぶかしんでいると、前の車の運転手はさらに驚きの行動に出たのです。
運転席のドアが開き、男性が外へ。
左手をあげ軽く会釈すると、運転席を指さし何かを説明している様子。
後続車の運転手:
「エンストしたから止まったんだ。悪いな」みたいな感じ。結構年配の方だった。焦っているわけでもなく、テンパっているわけでもなかった。
高齢の男性は、追突されなかったかを確かめるためか、車の後ろを確認すると車内に戻り、エンジンをかけると車を路肩に寄せました。
現場は秋田・由利本荘市の日本海東北自動車道松ヶ崎亀田インターチェンジ付近です。
今回の男性の行動について、交通ルールに詳しい高山俊吉弁護士は「このドライバーが(高速道路の)本線上に止めたところに問題。いわんや車から降りて、自分の車に損傷がないか調べている。そういう時に車が突っ込んでくる可能性があることを意識しないといけない。危険意識が失礼ながら足りない」と指摘しました。