血液のがん・悪性リンパ腫と闘い復帰を果たした元フジテレビアナウンサーの笠井信輔さんが岩手県盛岡市で講演し、厳しい状況でも必ずプラスがあると語りかけました。
現在(2025年6月時点)フリーアナウンサーの笠井信輔さんの講演会は、公益社団法人盛岡法人会が70周年を迎えた記念に開催しました。
フリーアナウンサー 笠井信輔さん
「がんになったらもう終わりじゃないんだ。ここで話して皆さんと出会えたのも私ががんになったから、その足し算です。がんになっていいことは全くない。そうかもしれませんけれど悪いことばかりではないのも事実です」
笠井さんは「足し算で生きる」をテーマに講演。
血液のがん・悪性リンパ腫との闘病についてや、がんになったから得られたもの、今のがん治療で大切なポイントなどについて語りました。
また東日本大震災の被災地取材で出会った人たちから応援の寄せ書きをもらい、がん治療の励みになったというエピソードも紹介しました。
フリーアナウンサー 笠井信輔さん
「こういう物が食べたい、こういうことがしたいと生活の質を上げていくことが治療にも効果があるということを重点的にお話しした」
がんが進行した状態であるステージ4から復帰を果たした笠井さんの講演に訪れた人は熱心に聞き入っていました。