2023年那覇市で、通行人の男性を殴りスマートフォンを奪った強盗致傷の罪に問われている男2人の裁判員裁判で、那覇地方裁判所はそれぞれに実刑判決を言い渡しました。

この裁判は2023年、那覇市泊の路上で50代の男性の顔面を殴ってスマートフォンを奪い、くも膜下出血などのケガをさせたとして、住所不定無職の池間直哉被告(23)と浦添市の無職平識空(22)被告が強盗致傷の罪に問われているものです。

これまでの裁判では、いずれも共謀してスマートフォンを奪ったことは認めるものの、どちらが暴行を加えたかについては説明が食い違っていました。

30日の判決で那覇地裁の小畑和彦裁判長は「被告人らは手っ取り早く金を得るため被害者側の損害や迷惑を顧みることなく強盗や窃盗などの犯行に及んでいる」と指摘し、池間被告に懲役3年6か月、平識被告に懲役3年の実刑判決を言い渡しました。

2人の弁護人は控訴するかどうか今後本人と相談するとしています。

沖縄テレビ
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