中国武術の一つ、「少林拳」の発祥の地とされる少林寺は27日、寺のトップにあたる住職が資産横領などの疑いで調査を受けていると発表しました。

中国中東部・河南省にある少林寺は27日、住職の釈永信氏がプロジェクトの資金や寺の資産を横領した疑いがあり、刑事事件として調査を受けていると発表しました。

また、釈氏が仏教の戒律に違反し、長年にわたって多くの女性と不適切な関係を持ち、子供もいたと発表しています。

およそ1500年の歴史がある少林寺は、観光地としての入場料収入の他、少林拳のパフォーマンスショーを国内外で行う事業などを展開していて、中国メディアは、釈氏について「少林寺の顔」や「仏教界のCEO」などと報じています。

少林寺のHPによると釈氏は、1987年に寺を管理する主任に就任し、寺の事務を統括していました。

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