9月6日に行われる秋篠宮ご夫妻の長男・悠仁さまの「成年式」の儀式の内容が決まりました。
去年18歳の成年を迎えた悠仁さまは、9月6日の19歳の誕生日当日、成年皇族としての儀式に臨まれます。
宮内庁によりますと、この日の朝、悠仁さまはお住まいで陛下のお使いから成年用の冠を受け取り、午前中に皇居・宮殿で古式ゆかしい装束姿で未成年用の冠から成年用に付け替える「加冠の儀」が行われ、儀式用の馬車で皇居内を移動し、皇室の祖先などをまつる宮中三殿を参拝されます。
午後には、燕尾服に着替え、天皇皇后両陛下に成年の挨拶をされる「朝見の儀」の後、陛下から直接、勲章=大勲位菊花大綬章を受け取られます。
夜には秋篠宮ご夫妻の主催で皇族や元皇族などを招いた私的な夕食会が都内の民間施設で行われる予定です。
また、9月8日には三重県の伊勢神宮や奈良県の初代天皇とされる神武天皇陵などを参拝し、10日には三権の長などを招いた公的な昼食会が都内で催される予定です。
こうした儀式や行事は学業に支障の無い悠仁さまの大学の夏休み期間中に、陛下や秋篠宮さまなどの成年式を参考に皇室の伝統にのっとった形で行われます。
男性皇族の成年式は1985年に二十歳で成人となった父親の秋篠宮さま以来40年ぶりで、扇などは秋篠宮さまのものを手直しして使用し、装束は私的な費用で新調されるということです。