第75代の新横綱に昇進した、二所ノ関部屋の大の里は2025年5月30日、奉納土俵入りを行い、大横綱に向けて決意を新たにしました。
■大の里「実感が沸いた」奉納大相撲で
新横綱・大の里:
これから始まったんだなと思いましたね。横綱になったんだなという実感が湧きましたね。またこれからしっかりと頑張っていきたいと思います。
その大の里が横綱昇進後に初めて臨むのは、7月の名古屋場所です。去年2024年7月の名古屋場所の際には、当時まだ関脇だった大の里が、PRで当時の河村市長を訪れ、軽々と持ち上げました。
河村前名古屋市長:
おおーどわっ。おあああ~。
メガネを外して気合十分の大村知事もあっさり投げ飛ばしました。
■名古屋場所の「二所ノ関部屋」の宿舎
愛知県安城市のハウスメーカー「アイ工務店」の住宅展示場では、モデルハウスの中に土俵が設置されています。

「アイ工務店」が手掛け、3年前にオープンした力士の宿舎で、毎年7月に開かれる大相撲名古屋場所の際、大の里が所属する「二所ノ関部屋」が宿泊しています。

両国国技館と同じ砂が23トン使われた土俵で、稽古部屋に掲げられた番付表には、1年前まで関脇だった大の里の名前が記されています。

そして、宿舎の中には場所の疲れを癒す巨大なお風呂のほかに、いつでも“ととのえる”サウナも完備されています。

完成当時、このサウナを見た二所ノ関親方は…。
二所ノ関親方(2022年):
力士に入ってほしいですね。気分転換に。(Q.現役の時にこういう施設があったら)あと2場所くらい長くできたかもしれないね。もしかしたらあと1回優勝できたかな。

かつての横綱も太鼓判を押したサウナは、大の里の横綱昇進にも一役買ったかもしれません。
2024年の名古屋場所から、わずか1年で横綱昇進を果たした大の里。7月の名古屋場所でも二所ノ関部屋はここで宿泊する予定で、大の里の3場所連続優勝に期待が高まります。
「アイ工務店」の斎藤取締役:
子供たちが憧れるような、おじいちゃんおばあちゃんも含めて、全ての国民に愛されるような大横綱になっていただきたいなと思います。
(東海テレビ)