2025年5月28日、アジア大会組織委員会のアスリート委員会が開かれました。名古屋市議会の副議長辞職に発展した「ボランティア無断登録問題」をめぐり、出席したアスリートからは、戸惑いの声が聞かれました。

28日午後、名古屋で開かれたアスリート委員会には、オリンピック柔道女子で、アテネ・北京の2大会連続で金メダルを獲得した谷本歩実さんをはじめ、11人が出席しました。

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大会組織委員会の村手聡事務総長:
(ボランティアは)多くの方にお集まりいただいた。水を差すような話もありましたけれど、徐々に地元でも盛り上がってきているのを実感している。

「水を差す話」とは、名古屋市の上園晋介市議が30人のボランティア集めのノルマのため名刺交換した26人の個人情報を勝手に登録した問題です。27日には就任したばかりの市議会副議長を辞職しました。

まさかの事態にアスリートからは戸惑いの声が聞かれました。

小塚崇彦さん:
色々な報道があるところは、謝罪しなければいけないと思います。ボランティアとしてのクオリティーの面も考えて、アスリート委員会として話し合っていかなければいけないところかなという風に感じています。

谷本歩実さん:
実際にこういうことが起きてしまった、じゃあなんでだろうというところまで、皆さんと共に話し合っていく。その上でつくり上げていくことが大切なんじゃないかな。

アジア大会の開幕まで500日を切りましたが、ボランティア募集が苦戦する原因にもなったそもそもの注目度の低さを挽回していけるのでしょうか。

谷本歩実さん:
トップを目指す夢の舞台の一つでもありますので、われわれにとっては非常に大きい(大会)です。

(東海テレビ)

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