名古屋鉄道は2025年5月26日、 巨大プロジェクトとして注目が集まる名古屋駅前一帯の再開発のイメージ図を公表しました。高さ170メートルほどの高層ビル2棟が建設される予定です。
■空中回廊で繋がる高層ビル2棟 総額で約8880億円のプロジェクトに
再開発計画では、名鉄百貨店から日本生命笹島ビルまでの敷地面積およそ3万2700平方メートルに、高さ170メートルほどの商業施設・ホテル・オフィスなどが入る高層ビル2棟が建設される予定です。

名古屋鉄道の高崎裕樹社長:
デザイン性に優れた先進的な駅を目指します。都心部に賑わいを広げるため、周辺地権者と連携しながら、協同開発を進めます。
高層ビルは、太閤通を挟んで南北に2つ並び立つようになっています。夜になれば、落ち着いたビルの景色が楽しめそうです。

また高層ビルは、太閤通を挟んで空中回廊でつながります。
名駅通側には、潤いを生むプロムナードに…。

北側のビルの名駅通り沿いには、テラス空間が設けられることになりました。

総額およそ8880億円に上る巨大プロジェクトがいよいよ始動します。
名古屋鉄道の高崎裕樹社長:
これだけの大規模な複合再開発でありますので、商業において、あるいはホテルにおいて、中身としてこういったものが決まりましたということは、順次皆さまにお知らせしてまいりたいと思っております。
■ホテルは世界的ブランド「ハイアット」に 2040年代前半に完成へ
名鉄は2027年度から新たなビルを着工します。2033年度には第一段階の工事が完了、2040年代前半には完成する予定。

さらに新たなビルに入る高級ホテルについて、世界的ホテルブランド・ハイアットが手掛ける「アンダーズ」に決定したと発表。
ワールドクラスのホテルの登場に、期待は高まるばかりです。
(東海テレビ)