福井市内の海水浴場で22日、恒例の砂浜マラソンが開かれ、子供たちが元気いっぱいに砂浜を駆け抜けました。
福山千奈アナウンサー:
「昨日は真夏のような暑さでしたが今日は海風が心地よく、絶好のマラソン日和です。子供たちが間もなくスタートします」
福井市の鷹巣海水浴場では、子供たちに地元の海を大切にする気持ちを育んでもらおうと毎年、砂浜マラソンが開かれていて、43回目を迎えました。今年は認定こども園「鷹巣ひかり」の園児や鷹巣小中学校の生徒ら合わせて85人が参加しました。
コースは、最も短い距離で500メートル、最も長い距離で3.5キロです。
30度を超える真夏日となった21日から一転し、マラソンスタート時の22日午前10時頃の福井市の気温は25.4度と、過ごしやすい陽気でした。
子供たちは砂浜に足を取られながらも、保護者らの声援を受けて懸命にゴールを目指していました。
ゴール後の子供たちはー
「死ぬかと思った。砂浜に足沈む…」
「去年よりつらかった。最後の方は足が上がらなかった」
「足が埋まるので倍の体力がいる。目標の10位以内だったのでよかった」
地元の人は「昔は娘が走り、今日は孫が走った。鷹巣の海を生かして地域みんなで盛り上げ、これからも続いてほしい。この子も将来走ると思うのでまた応援に来る」と話していました。
世代を超えて受け継がれる砂浜マラソン。浜辺は笑顔と歓声に包まれていました。
鷹巣小中学校では、普段から地元の砂浜でごみ拾いをしていて、マラソン大会前にも実施。レースの待ち時間にも、積極的にごみを拾う子供たちの姿が見られました。