プレスリリース配信元:REVISIO株式会社
トップ3はテレビ朝日「特捜9 final season」/フジテレビ「波うららかに、めおと日和」/TBS「キャスター」
2025年4月クール春ドラマ 初回放送注目度ランキングイメージ画像
ご家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンへの「アテンション(注視)」を測るREVISIO株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 郡谷康士、以下REVISIO)は、2025年4月にスタートした春ドラマについて、初回放送の注目度ランキングを作成し、人気の傾向を分析致しました。「注目度」とはテレビの前にいる人のうち、テレビ画面にくぎづけになっていた人の割合で、注目度が高いほどテレビの前の視聴者がくぎづけになっていたことを表します。
*全てのドラマが対象となっているわけではありません
春ドラマ初回放送はドラマジャンルの注目度平均値を超える番組が続出
2025年春ドラマ注目度ランキング画像
2025年の春ドラマは、テレビ朝日「特捜9 final season」が初回放送注目度1位を獲得。個人全体注目度66.6%という好スタートを切りました。続く2位は注目度65.5%のフジテレビ「波うららかに、めおと日和」、3位は65.2%のTBS「キャスター」でした。
世帯視聴率(REVISIO調べ)においてはTBS「キャスター」が10%を超えたものの、他の作品は数字が伸び悩み、全体的に低調気味なスタートだったといえるかもしれません。一方で注目度に着目すると、上位10作品はすべて2024年のドラマジャンルにおける個人全体平均注目度61.9%を大幅に超えました。それだけ「見た人をくぎづけにする」内容の作品が多かったといえるでしょう。実際、注目度1位の「特捜9 final season」は世帯視聴率が9位(5.5%)、2位の「波うららかに、めおと日和」は世帯視聴率7位(5.8%)とふるいませんでしたが、注目度では見事上位にランクインしています。これらの作品を楽しみにしていた層の期待を裏切らない、質の高い番組づくりができていたといえるのではないでしょうか。
高い注目度を最終回まで維持できるか、今後の動向にも注目したいところです。
REVISIOの「視聴質ブログ」では、10位以下のランキング結果や各番組ごとに注目度の傾向について分析・考察しています。ぜひご覧ください。
ランキング全体/ブログ記事はこちら
個人全体1位を獲得した「特捜9 final season」
出演:井ノ原快彦さん、吹越満さん、羽田美智子さん、田口浩正さん、深川麻衣さん、向井康二さん、中越典子さん他
個人全体の注目度:66.6%
個人全体注目度ランキングで堂々の1位に輝いたのは、テレビ朝日系「特捜9 final season」。注目度は66.6%を記録し、今クールの作品の中で最も視聴者の関心を集めた作品となりました。特に女性注目度は70%を超え、女性からの高い支持を得たことがわかります。
2018年のスタート以来、毎年春に放送されてきた「特捜9」シリーズがついに完結を迎えるということで、ファンにとっては見逃せないドラマである本作。第1話の放送では、その“最終章の幕開け”にふさわしい展開が詰め込まれていました。
舞台は、警視庁捜査一課特別捜査班――通称“特捜班”。個性豊かなメンバーたちが、井ノ原快彦さん演じる班長・浅輪直樹のもと、盤石のチームプレーで事件解決に挑む姿を描いてきたこのシリーズ。今回の「final season」第1話では、ある殺人事件の捜査から物語がスタートします。
観覧車のある公園のベンチで発見されたのは、胸に折れたバラの花束を抱いた女性の刺殺体。被害者のスマートフォンの履歴から4人の怪しい人物が浮かび上がり、特捜班のメンバーたちはそれぞれの容疑者のもとへ向かいます。一見関係なさそうだった容疑者たちのつながりが徐々に見え始め、事件解決へとつながっていくストーリー展開に、一気に引き込まれた視聴者が多かったのではないでしょうか。一話完結ながらも複雑な人間関係や伏線を散りばめた脚本で、刑事ドラマとしての完成度の高さも健在であることを見せつけてくれました。
また、特捜班のキャラクター同士の関係性も、この作品の大きな魅力の一つといえます。苦楽を共にしてきたメンバーたちの息ピッタリのチームワークが随所に見られ、セリフの一つひとつにも積み重ねてきた時間が感じられました。まさに、長年のファンにとっては目が離せない内容だったといえるでしょう。もちろん、主演の井ノ原快彦さんをはじめとするキャスト陣の安定した演技力もこの作品の魅力を後押ししています。
これまで7年にわたって放送されてきた「特捜9」シリーズ。その締めくくりにふさわしいドラマとして、多くの人の記憶に残るラストになることは間違いなさそうです。今後の展開からも目が離せません。
コア視聴層からの支持「波うららかに、めおと日和」
フジテレビ系「木曜劇場」枠でスタートしたドラマ「波うららかに、めおと日和」が、春ドラマ初回放送ランキング個人全体で2位にランクイン。そしてコア視聴層では66.5%を記録し堂々の1位を獲得しました。
本作品は、漫画アプリ「コミックDAYS」で連載中の西香はち氏による同名コミックが原作。昭和11年の日本を舞台にした、ハートフルな新婚ラブコメディです。交際ゼロ日で結婚した男女が、初々しくもじれったい夫婦生活を通じて少しずつ心を通わせていく姿を描いています。
この作品が大きな支持を集めた一番の理由は、なんといっても2人のピュアすぎる恋愛模様。ぎこちないながらも少しずつお互いの優しさに気づき、心を通わせていく様子にキュンとする視聴者が続出しました。初回放送後、SNSには「初々しい2人が可愛すぎる」「致死量のキュンを浴びた」という声が多数投稿され「不倫やドロドロした恋愛ではなく、こういうのが見たかった」という声も聞かれました。本作品は特に女性の注目度が高く、トキメキを求める女性たちの心を見事つかんだといえそうです。
男性視聴者の注目度が高かった番組は?
最後に、男性注目度で1位を獲得したフジテレビの「あなたを奪ったその日から」をご紹介しましょう。女性注目度が60.0%だったのに対し、男性注目度は66.1%と高い数値を記録しました。
食品事故で子どもを失った母親・中越紘海(北川景子さん)が、事故を起こした会社社長の娘を誘拐し、復讐を果たそうとする物語。親子の愛がテーマである作品だけに、女性からの注目度が高くなるのではないかと予想されましたが、意外にも男性からの支持を集めました。
主演である北川景子さんの人気の高さや、子どもを失った事故の真相を追うというサスペンス要素が含まれている点が、男性の関心を引きつけたのかもしれません。
バラエティ豊かな作品が揃った2024年春ドラマ。TVerで第1話~第3話と最新話が見られるほか、NetflixやAmazon Prime Video、Huluなどで全話配信中の番組もあるため、気になる作品はぜひチェックしてみてください。
REVISIOでは、動画配信サービスのコネクテッドTVにおける注目度データも取得しています。現在、Netflix・Amazon Prime Video・Disney+での配信コンテンツについて注目度ランキングを公開中!ぜひ併せてご覧ください。
動画配信サービスランキング
今回分析に利用した指標について
※注目度とは?
テレビの前にいる人(滞在者)のうち、テレビ画面に視線を向けていた人(注視者)の割合を表します。シーンに注目している度合いがわかります。
注目度説明画像
<本件に関する問い合わせ先>
REVISIO株式会社 広報担当 安武
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Tel(担当直通) 050-5897-4931
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人体認識技術によってテレビ番組・CMの視聴態勢データを取得し、BtoB向け視聴分析サービスを提供しています。ご家庭のテレビに、REVISIOが独自に開発した人体認識技術を搭載した調査機器を設置し、調査参加者の視聴態勢を毎秒で自動的に取得。「誰がテレビの前にいて、ちゃんと見ているか」というREVISIO独自の注視データを広告主・広告会社・放送局など国内累計200社以上のクライアントにご活用いただいています。
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