東京・大田区で4月15日、無職の村田実容疑者(86)が東京・大田区のアパートに侵入し逮捕された。60年にわたり窃盗を繰り返し、服役後4月に出所。その翌日から再び犯行に及んでいたという。関東での窃盗35件への関与が疑われ、警視庁が捜査を進めている。

20代の頃から60年窃盗をくり返す

8日、東京・武蔵野署でカメラが捉えたのは、眉間にしわを寄せ、今にも泣き出しそうな顔でうつむく男。

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東京・大田区のアパートに侵入し、金品を盗もうとした疑いで逮捕された、住居不定・無職の村田実容疑者(86)だ。

20代の頃から60年にわたり、窃盗をくり返しているとみられる村田容疑者。常習的に窃盗を繰り返していた罪で約3年服役し、4月4日に出所したばかりだ。なんと、その翌日から窃盗を始めたと供述している。

関東での窃盗事件35件関与か

4月15日、村田容疑者はアパートの一室に侵入し部屋を物色。

しかし、寝ていた住人が侵入に気づき、問いただすと「刑務所から出てきて足が悪く仕事がない」と話したという。

住人は一度、村田容疑者を見逃すが、思い直し警察に通報、事件が発覚した。

出所後すぐに犯行に及んだ理由について、村田容疑者は「出所した日のうちに競馬で20万円使ってしまい、翌日から窃盗を始めた」と供述している。

他にも東京、神奈川、埼玉で起きた窃盗など35件にも関与したとみられ、警視庁が捜査を進めている。
(「イット!」5月9日放送より)

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