最大で11日間となった2025年の大型連休中の長崎県内の観光客数が、9日に発表された。長崎県全体では約44万8700人で、2024年より5万5000人増えた。人出が最も多かったのは大人気の「道の駅」だ。
2年連続1位「彼杵の荘」立地にお茶、品揃えが魅力
長崎県内32の主要な観光施設のうち、最も観光客が多かったのは、2年連続で東彼杵町の道の駅「彼杵の荘(そのぎのしょう)」。2024年より5000人多い5万1611人となった(前年比111.0%)。

大型連休中は多い時で1日6000人が訪れる。人気のワケは立地だ。

国道205号沿いにあり、彼杵インターからすぐの場所にあるため立ち寄りやすい。ハウステンボスや「波佐見陶器まつり」に向かう県道沿いにあり、交通の要所として多くの人が訪れた。

東彼杵町と言えば「お茶の町」だ。全国茶品評会で5回日本一に輝いただけあって、お茶を買い求める人も多い。
2024年11月から販売が始まった「そのぎ茶ラテ」も人気。

店内には地元でとれた野菜や旬の果物のほか、常時100種類を超える総菜や弁当も並び、午前中で売り切れてしまうものもある。
彼杵の荘の佐藤正一課長は「彼杵らしい物、地元の物を見て手に取って食べてもらったら嬉しい」と話す。
第2位は県美術館 前年の246%の人出!
2位は「長崎県美術館」。2024年の約2.5倍となる4万8529人だった(前年比246.0%)。

前年と比べて伸び率が最も高い施設となった。
3位はグラバー園(3万6696人)となっている。

4月26日から5月6日までで最も観光客数が多かった日は、5月4日(日・祝)で8万670人。長崎市では青空が広がった1日だった。
長崎県全体では44万8682人で、2024年より5万5000人増えた。長崎県観光振興課は「今年は平日を4日はさんだ飛び石連休だったものの、去年より1日休みが多かったことや全体的に天候に恵まれたこと」などを理由にあげている。
(テレビ長崎)