テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」でお天気コーナーを担当している気象予報士・古山圭子さんが特技のイラストを使って天気の豆知識を解説するコーナー。今回は「早期注意情報」についてお伝えする。

9日の宮崎県は荒れた天気となりそうだ。朝の通勤通学の時間帯は広く雨が降りやすくなる。雨脚がそこまで強くなかったとしても、お出かけは大きめの傘を持って行った方が良い。
バケツをひっくり返したような降り方も…
予想雨量を見ると、1時間雨量は30ミリから40ミリ。バケツをひっくり返したように降る降り方となる。24時間雨量は北部平野部で100ミリ。南部山沿いでは150ミリが予想されている。

9日の服装と持ち物をイラストにまとめてみた。折りたたみの傘ではなく「大きめの傘」で、足元は「レインブーツ」、もしくは「もうどうでもいい靴」を履いて。その方が歩きやすいかもしれない。間違っても「新品の靴」は履かないで。
日中は20度前後で、雨の湿気で少しひんやりするので、「厚手のパーカーや上着」があると良さそう。さらに「体を拭くタオル」もあるといい。ちょうど学校から帰る時間ぐらいから雨も強く降り始める。
早期注意情報とは?

9日の天気について、気象台から「早期注意情報」というものが出ている。南部平野部と山沿いでは大雨警報の可能性が「中程度」と発表されている。「早期注意情報」と言われても、あまり耳馴染みがないかもしれない。「5日先までの警報を出す可能性を、「高」もしくは「中」程度で発表するものだ。
皆さんなじみのある「警報」は、重大な災害の恐れがあるときに発表されるもので、大雨や暴風などの事象が発生する「3時間から6時間前」に発表される事が多い。「あす、あさって」の事を判断するのには向いてないため、もう少し早く知ることができるように「早期注意情報」が作られた。
気象庁のホームページで見ることもできるので、この先、大雨・台風のシーズンに備えて「早期注意情報」の見方を、自分でリハーサルしておくことをお勧めしたい。
(テレビ宮崎)