絵コンテやライセンスイラスト制作で34年の歴史を誇る株式会社アクアスター(本社:東京都中央区、代表取締役社長:原田弘良、以下「当社」)は、ビジュアルとデジタルコンテンツを掛け合わせたプロモーション施策やマーケティング支援を展開しています。
2021年10月には、社名を「アクア」から「アクアスター」へと変更し、「一番星として明日の生きる力となる」というビジョンを掲げて、新たな一歩を踏み出しました。多様化するビジュアルとデジタルのニーズに応える企業として、さらなる成長を目指しています。
さらに2024年5月には、本社を築地から銀座松竹スクエアへ移転し、次なるステージに向けた基盤を整備。事業拡大に向けた取り組みを加速させています。
アクアスターでは、部署を超えてプロジェクトを立ち上げ、推進していくカルチャーが根付いており、社内のコミュニケーション活性化や働きやすい環境づくりにも力を入れています。
そうした取り組みの一環として誕生した社内イベントを企画運用する部署横断チーム「チアフル」について、発足の背景や社内にもたらした変化を、プロジェクトリーダーの本田ふみが語ります。
プロジェクトリーダー本田ふみ
アカウントセールス部の本田ふみです。2012年にアクアスターへ入社し、2023年からは社内の部署横断型プロジェクト「チアフル」のリーダーを務めています。
チアフルは、社員同士のコミュニケーションを促進し、働く環境をより楽しくすることを目的とした社内チーム。今回は、その立ち上げの経緯や、これまでの活動を通じて感じたこと、そしてこれからの展望についてお話しさせていただきます。
“自分たちにもできる”と気づいた、変化の第一歩
チアフルを立ち上げたのは、入社12年目のこと。きっかけは、当時の役員からお声がけいただいたことでした。
正直なところ、それまでは与えられた業務に全力で取り組む日々で、会社全体のことを考える余裕はあまりありませんでした。会社の制度や環境づくりは総務の仕事だと思い込んでいて、自分たちに「決める権利がある」とすら思っていなかったのです。
でも、「こういうことをやってみてはどうか」と声をかけてもらったことで、初めて「自分たちが会社の環境を変えていいのだ」と気づかされました。
当時のアクアスターは、築地のオフィスに拠点を構え、限られた環境の中で仕事をしている感じでした。そんな中で立ち上がったのが、社内環境をよくするためのプロジェクトであり、現在のチアフルの前身です。
「まずは身近なところから変えてみよう」という思いで、同じく10年以上の経験を持つ女性社員2人とともに、3人でスタートを切りました。
最初の提案は「オフィスにコーヒーマシンを導入したい」
築地オフィスにカフェスペースがあったので、せっかくならもっと活用したいという想いからでした。そこから「だったらこんなこともやってみたい」「これもできるかも」と、次々にアイデアが出てきたのです。
「自分たちにも会社のことを決める権利がある」と気づいた、変化の第一歩」
現在、チアフルのメンバーは8名。アカウントセールス部から4名(私を含む)、ビジュアルワークス部のイラストレーターが2名、経営管理部が1名、そして関西拠点のメンバーが1名という構成です。男女比もバランスが良く、男性メンバーは3名在籍しています。
「女性だけでやりたいことを決めるのではなく、いろいろな視点を取り入れたい」という想いから、性別や部署にこだわらず、幅広いメンバーが集まっています。ときには力仕事もあるので、男性メンバーの存在が本当に頼もしいです(笑)。
チームの雰囲気を一言で表すなら、「自然体で前向きな雰囲気です」。みんな、自分の業務も忙しい中でチアフルの活動に参加してくれていて、義務感ではなく、「やりたいからやる」というスタンスが伝わってきます。
最初の運動会は開催NGの声も。“仲良し”だけじゃない、挑戦の記録
「チアフルができたことで、会社に“楽しい空気”が流れるようになった」
そんな声を耳にするようになったのは、ある意味で想定外でした。なぜなら、始まりは「メンバーが言いたいことを言い合える場所をつくりたい」という、本当に小さな想いからだったからです。
「もっと会社のことを好きになりたいよね」「せっかくなら、楽しいことやろう」といった会話から、チアフルの構想が動き出しました。
とはいえ、最初からすべてが順調だったわけではありません。初期の活動でとくに苦労したのが、1年目に実施した運動会とバーベキューの企画でした。
このときは、社長の還暦祝いも兼ねていたのです。運動会が終わったあとにバーベキュー会場でサプライズのお祝いをする、という流れでしたが……実は、そもそも運動会自体に最初はNGが出ていたのです。
当初は「そこまでしなくてもいいのでは?」という社内の空気もあった中で、メンバーからの「どうしてもやりたい!」という強い声を受けて、再度相談。参加希望者を募るなどして実現へと動き出しました。
とはいえ、初めての運動会企画は想像以上に大変でした。
進行は専門の「運動会屋さん」に依頼したものの、会場探しは難航しました。最初に考えていた施設はすでに抽選に間に合わず、雨天対応もできる場所を探してようやく見つけたのが有明。会社から電車で20分、そこからバーベキュー会場へは徒歩20分という遠方でした。
当日は19時まで運動会を行い、19時半からバーベキュー開始というスケジュールだったため、終了後すぐにタクシーで大人数を移動させる必要がありました。社員の携帯でタクシーを次々と呼び、何とか10台ほど確保して全員を運びました。
下見していたので会場のクオリティは問題なかったのですが、料理の量が足りなくなってしまって……。還暦祝いということもあり予想以上に多くの方が来てくださって、最終的に60~70人が参加する盛況となりました。
でも、その場でチームメンバーが「僕たちが買ってきます!」とタクシーで追加のお肉を買いに行ってくれたことで、どうにか無事に完了しました。
すごく盛り上がった反面、タクシー代もかさみ、準備不足を痛感しましたね。翌年はその反省を活かして、運動会と打ち上げを同じビル内で完結できる会場を浅草で見つけて、移動なしの楽なスケジュールを検討しました。
その経験の積み重ねが、今のスムーズな企画・運営に繋がっています。
※2024年もアクアスター運動会を実施しました。
2024年度運動会。玉入れの様子
https://aqua-star.co.jp/blog/2024aquastar_sportsday/
お手製のパンフレット
結果は青組の勝ちでしたが、赤組/白組やりきった清々しさが。
苦労もある。でも「ありがとう」がある。
イベントの準備は、決して楽なことばかりではありません。装飾や企画、当日の運営まで、チアフルメンバーの多くは普段別の業務を抱えています。とくに初期の頃は、手作りで飾りを準備することも多く、夜遅くまでかかったこともありました。
それでも、「楽しかったよ」「またやってほしい!」という声が、何よりのご褒美になります。「こんなに会社が変わるなんて思ってなかった」と言ってもらえたときは、思わず目頭が熱くなりました。
会社は自分たちの手で、もっとよくできる。チアフルがくれた、私自身の変化
この活動を始めてから、私自身の意識も大きく変わりました。以前は「会社の環境は誰かが整えてくれるもの」と思っていたけれど、今は「自分たちの手で、もっとよくできる」と心から思っています。
それに、チアフルの活動を通じて、普段話すことのなかったメンバーとつながることも増えました。小さなつながりが、日々の仕事をちょっと楽しくしてくれるのです。
これからも、「ここで働けてよかった」と思えるように
これからは、社内スクリーンを活用した映画鑑賞会も予定しています。月に1回でも、リラックスして過ごせる時間があれば、仕事にも前向きになれる気がするのです。これは初めての試みです。
CANVASというカフェスペースにある大きなスクリーンを使用して映画鑑賞を行う
私が目指しているのは、「アクアスターって、働く人みんなが楽しくて、あったかい会社だよね」と思ってもらえること。
そのためには、イベントだけじゃなく、日常の中での声かけや小さな気配りも大切にしたいと思っています。
チアフルはまだまだ発展途中。でも、仲間がいて、一緒に笑いながら動ける今が、とても幸せです。
アクアスターには、「やってみたい」を応援し合える文化があります。チアフルも、その土壌があるからこそ育ってきました。
これからも、“笑顔で働ける場所”を目指して、ひとつひとつの声を大切に、前へ進んでいきたいと思います。
2025年も皆がワクワクできるような社内イベントをたくさん企画しています。
CANVASというカフェスペースの一角を使用して開催するBar AQUAを年間通して開催しています。夏には流しそうめんを楽しんだり、お月見やハロウィンの演出をしてみたり、九州出身のメンバーおすすめのおつまみを出してみたり…いろんなアイデアがすでに飛び交っています。今年は映画鑑賞も行う予定です。
- 4月は、新しく仲間になったメンバーを歓迎する「お花見」。
- 6月には、気軽に楽しめる「オフィスパーティ」。
- 7月には、第1四半期の締めくくりとして「夏祭り」や「七夕」をテーマにしたイベントを予定しています。
- 秋の11月は、チームワークを深める「運動会」。
- 12月には、一年を締めくくる「忘年会」で盛り上がります。
- 年が明けて1月は、皆で「餅つき大会」。
- 2月にはちょっと甘い気持ちを共有する「バレンタイン」。
- 3月は、ひな祭りや、皆さんへの感謝を込めた「アクアスター感謝DAY」を開催予定です。
今年も、みんなで笑って、つながって、楽しい思い出をたくさん作っていけたらと考えています。
アクアスターでは、部署を超えてプロジェクトを立ち上げ、推進するカルチャーが根付いています。以下の取組みも宜しければご覧ください。
■社員同士が学びをシェアする「シェアノバ」が企業成長を牽引。クリエイティブ事業を展開するアクアスターを支える人材育成プロジェクトとは
https://prtimes.jp/story/detail/3b71kQUEWDx
■安心して働ける職場は、社員全員でつくる。数々の社内制度を立ち上げ、職場環境にプラス効果をもたらした「MAGプロジェクト」の歩みと成果を振り返える
https://prtimes.jp/story/detail/db8ZpeUDPpx
■社内展示会の枠を越えて外部発表へ。部署横断型プロジェクトが手掛けた自社開発ゲームコンテンツ『裏銀座九十九通り』誕生の裏側
https://prtimes.jp/story/detail/arlGKDILn3x
●株式会社アクアスターについて
1991年の創業からビジュアル制作をメインとし、様々な媒体で展開される広告クリエイティブ制作に携わってきました。2020年以降は版権やIP等のエンタメコンテンツを扱ったプロモーションを始め、AR・メタバース空間といった体験型のデジタルコンテンツ開発、SNSを活用した施策支援まで、ビジュアルとデジタル掛け合わせたクリエイティブ制作で顧客の事業改題解決に向けたサービスを手掛けています。
当社には美大芸大を卒業した約60名のイラストレーターをはじめ、最先端のデジタルコンテンツを開発するエンジニアなど広告クリエイティブ制作を担うクリエーターが多数在籍しています。プロジェクトごとに企画提案~実制作、改善提案までをワンストップで手掛けることが可能な点が大きな特徴で年間約5,000件の案件をこなしています。
名称:株式会社アクアスター
所在地:東京本社 〒104-0045 東京都中央区築地1-13-1銀座松竹スクエア7F
関西支社 〒550-0002 大阪府大阪市西区江戸堀1-22-4肥後橋イシカワビル702
代表者:代表取締役社長 原田弘良
設立年月日:1991年11月14日
公式webサイト:https://aqua-star.co.jp/
制作事例:https://aqua-star.co.jp/works/
■本件に関する問い合わせ先
株式会社 アクアスター
広報 神谷
行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ