三重・熊野市で開催された「ほうばい祭り」の名物・海上綱渡り大会では、上半身裸でふんどし姿の参加者が、高さ約7メートルの綱を腕力で渡る競技に挑戦した。
子どもの部では5歳の挑戦者が9.5メートルを進み優勝し、会場から大きな拍手が送られた。

伝統祭りで男たちが海上綱渡りに挑戦

三重・熊野市の漁港で4日、撮影されたのは、綱にぶら下がる上半身裸でふんどし一丁の男性の姿だ。
この日、毎年恒例の「ほうばい祭り」が開かれ、メイン行事の海上綱渡り大会が行われた。

海上に張られたロープを伝っていく挑戦者
海上に張られたロープを伝っていく挑戦者
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この祭りは、約7メートルの高さの綱にぶら下がり、腕っぷしと度胸でどれだけ進めるかという、見た目以上にきついチャレンジだ。
挑戦したものの、残念ながら落下した男性は、「腕力が足りない」と悔しそうに語っていた。

5歳の挑戦者が驚異の記録を達成し優勝

海上綱渡りに、子どもたちも挑戦した。
参加していた子どもの1人は途中で海へ落下、記録は3メートルだった。

中学生も参加した子どもの部。
優勝した猛者は、なんと5歳だった。

身軽に縄をスイスイ伝っていく5歳
身軽に縄をスイスイ伝っていく5歳

挑戦者は身軽な体を生かし、揺れを抑えてグングン進んでいく。
司会者もその様子に、「おお軽いね。さすが5歳」と驚いている様子だ。

10メートル寸前までたどり着いた5歳の挑戦者
10メートル寸前までたどり着いた5歳の挑戦者

そのまま5歳の挑戦者は、10メートルの大台が目の前というところまで迫った。

しかし、少し進んだところであえなく落下。
記録は9.5メートルで、会場からは惜しみない喝采が送られた。

「子どもの部」で優勝した5歳の挑戦者は、「楽しかった。ちょっと怖かった。うれしい」とコメントした。
(「イット!」 5月5日放送より)

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