メキシコにあるプエルトバジャルタ国際空港で、男性が空港職員に暴力を振るう様子をカメラが捉えた。男性は、子供とみられる少年が制止するのを無視して職員の顔を殴打。殴られた空港職員はその後、男性と、安全を確保しなかった空港当局を告発した。

「パパやめて！」と引き留める“子供”を無視して暴力行為

SNSで拡散された空港での映像には、空港職員に詰め寄る男性の姿が映されていた。

少年：
やめて！やめて！パパやめて！

男性の子供とみられる少年が、泣きながら男性の腕をつかんで引き留めているが、次の瞬間、相手の顔をパンチした。

少年：
ぶたないで！

男性：
お前も殴られたいのか！

引き留める声もむなしく、男性は、右手で空港職員の顔を殴打。

殴られた職員は、その衝撃でよろけ、口から血を流していた。

この映像が撮影されたのは、メキシコにあるプエルトバジャルタ国際空港で、このトラブルの発端は飛行機の機内だった。

現地メディアによると、離陸前の機内で、乗務員から“席を替わってもらえないか”と頼まれ、男性が激怒。その際、機内にやってきた地上職員を殴ったのだという。

その後、男性は飛行機から降ろされ空港で職員を殴った。目撃者によると、この男性は酩酊状態だったという。

最後は、子どもたちの制止を受けながら落とした服を拾い上げ、立ち去っていった男性。

殴られた空港職員はその後、男性と、安全を確保しなかった空港当局を告発した。
現時点で警察当局や空港は正式な発表をしていない。
（「イット！」 5月1日放送）