2025年のGWは平日も多く、後半の4連休を楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。全国的には3日(土)〜5日(月)が晴れて行楽日和になるところが多くなりそうです。
ただ、25℃以上の夏日になるところも多そう… せっかくのお休み、出かけるなら、できれば暑すぎずよく晴れているところが理想的ですよね。
そこで!今の時点の予想でその理想に近い、気象予報士目線でのおすすめスポットを探してみました。
おすすめ地点を選んだポイントは
理想のお出かけ先を選ぶにあたって、以下の点にこだわりました。
(1)晴れ予想に加え、日中の快晴の時間が長い
(2)日中の最高気温が25℃以下、朝晩の最低気温が15℃以上
気温18℃〜22℃が長袖シャツ一枚で快適な気温と言われています。25℃以上は半袖が目安です。一方、15℃以下はコートが必要になってきますので、上記の温度範囲内なら一日中快適に過ごせます。
(3)予想最大風速が6メートルまで
風速6メートルというと、時々落ち葉が宙に舞うくらい。カラッとした風が汗を乾かしてくれるのは気持ちがいいもの。海沿いは風が強めに吹くので、上限6メートルと設定しました。
(4)湿度が低い
これら(1)~(4)のポイントを独自に点数化し、GW後半にぜひ行って頂きたい、超快適おすすめスポットTOP3を決定しました!
1位は人気のあの街!
まずは第3位から!「大阪」「横浜」「銚子」の3地点が同じ点数で同率3位となりました。
どこもかなり気持ちよく過ごせそうですが、1位・2位と比べると少しだけ最低気温が低い予想でした。朝晩は長袖の春物コートが欲しくなる日も。荷物になっても上着と、6日(火)は雨が降るため雨具が必要です。
そして第2位は「千葉」!

3日(土)〜5日(月)はカラッと晴れ。1位との差がついたのは4日(日)の日中の気温で、暑くなりそうです。日差しも強いので、帽子や日傘があると快適に過ごせそうです。
そして第1位は…「神戸」でした!

こちらも5日(月)までは青空が見えて過ごしやすい陽気です。気温は問題なし。6日(火)は神戸も雨が降るので傘が必要です。ただ、4日間とも風は強くはありません。たくさんの観光スポットを快適に巡ることができそうです。
北日本も見どころいっぱいですが、少し気温が低かったため、今回はランクインしませんでした。
九州各地はTOP3に入らなかったものの、TOP20まで広げると多くランクインしました。お出かけ先に迷われている方は、ぜひ参考にしてください。
“自宅派”のあなたにもオススメが!
一方、混雑を避けて自宅でのんびり過ごすのも連休の醍醐味ですよね。そういう方は、室温をうまくコントロールして、自宅をさらに快適な環境にしましょう!
一般的に、室温が18℃〜22℃であれば概ね快適と言われています。それより室温があがったら服装や扇風機などでうまく調節したいところですが… 気をつけたいボーダーラインは28℃です。
28℃以上は「冷房日和」
環境省の『熱中症環境保健マニュアル』には、「室温が28℃を超えないように冷房を使用」するよう書かれています。冷房の設定温度より実際の部屋の温度が重要です。西陽の照りつける部屋では予想気温以上に部屋の温度が上がることもあります。

お住まいの地域の予想最高気温が26〜27℃でしたら「冷房検討」、28℃以上でしたら「冷房日和」と考えましょう。GW後半、それぞれに該当しそうな場所を一覧にしてみました。
【冷房検討】最高26~27℃
3日(土):前橋、甲府、松山、福岡、熊本、宮崎、鹿児島、那覇など
4日(日):前橋、熊谷、東京、千葉、甲府、静岡、高知、鹿児島、那覇、石垣島など
5日(月):名古屋、京都、奈良、佐賀、熊本、鹿児島、那覇
6日(火):名瀬(奄美大島)、那覇、南大東島
【冷房日和】最高28℃
3日(土):大分(日田、犬飼)、宮崎(神門、西米良、西都)、石垣島など
4日(日):群馬(上里見、伊勢崎、館林)、栃木(佐野、小山)、茨城(古河)、埼玉(寄居、久喜、鳩山、越谷)、東京(青梅、練馬、八王子、府中、世田谷)、神奈川(小田原)、山梨(上野原)など
5日(月):石垣島
6日(火):石垣島
予想はどんどん変わりますので、最新のものでご確認下さい。
冷たい空気は重いのでエアコンの風向きは上向きがベストです。部屋全体が効率的に冷えて、比較的短時間で快適に近づけることができます。気温は高くないのに暑く感じる場合は湿度が高い可能性があります。エアコンの送風機能や除湿機能を活用してみてください。
お出かけされる方も、おうちで過ごされる方も、快適な空間を見つけたり作ったりして、素敵なGW後半をお過ごしください。
【執筆:ウェザーマップ】