高校受験の現行制度の見直しに国が動き出しました。

石破総理大臣が、22日、見直しに向けた検討を関係省庁に指示した1人1校しか公立を受験できない「単願制」。

新田知事は、「併願制」の導入に前向きな考えを示しました。

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石破総理は、22日、デジタル行財政改革会議で、大半の都道府県で1人1校しか公立高校を受験できない「単願制」の見直しに向け、検討するよう関係閣僚に指示しました。

政府が検討を進めるのは「デジタル併願制」と呼ばれるシステムで、受験生が複数の高校を志望し、共通試験などの結果や内申点を加味して合格基準を超えた高校を割り当てる仕組みです。

23日の会見で、新田知事は、こうした動きに対し「全く新しい試みで、慎重な制度設計の議論が必要」だとしたうえで、システムの導入に前向きな考えを示しました。

*新田知事
「公立高校の単願制は公平性の観点から課題があるのではないかと思っている」
「教育委員会などとも話し合って導入も検討してもらいたい」

高校授業料の無償化で私立高校人気の高まりが予想されることを踏まえ、公立高校を選びやすくする環境整備が急がれています。

富山テレビ
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