富山県射水市の海老江海浜公園では、4歳から挑戦できるシュノーケリング体験が提供されている。この夏からスタートしたこのアクティビティを通じて、親子で富山湾の豊かな海の世界を探検できる。

地元の海の魅力を伝える29歳のインストラクター

「この海の良さをいろんな人に伝えようと始めました」と話すのは、富山市大沢野に住む谷井大樹さん(29)。趣味で素潜りをするほど海が好きな谷井さんは、今年1月から4月まで沖縄県宮古島に滞在。その経験を活かし、マリンアクティビティが少ない地元富山でシュノーケリング体験を提供している。


「宮古島とは違う景色。カラフルな魚こそいませんけど、かなりいろんな生き物が見られます」と谷井さん。小魚の大群や岩陰に隠れる魚、ヤドカリなど富山湾ならではの生き物との出会いが楽しめるという。
手ぶらでOK!家族で海の冒険へ

この日参加したのは川端さんファミリー。6歳の咲希ちゃんともうすぐ4歳の太賀くんだ。「ちょっとドキドキしています」と母親の沙織さんも期待に胸を膨らませる。

ライフジャケットやシュノーケルなどの装備は全て貸し出されるため、手ぶらで参加可能。料金は1人7,500円で、対象年齢は4歳から65歳までとなっている。
子供も安心のサポート体制
シュノーケルの使い方から水中での呼吸法まで、谷井さんが丁寧に指導。海に慣れていない子供でも安心して楽しめる工夫がされている。

浅瀬で口呼吸の練習をした後、いよいよ海へ。咲希ちゃんは上手にシュノーケルを使いこなすが、「怖いーーー」と急に不安になる場面も。そんな時は、覗き穴付きの浮き輪ボートに切り替えて安心して海中を観察できる。泳げない子や小さな子供は、この浮き輪ボートを使えば同じ海中景色を楽しむことができるのだ。


「初めて見る景色に感動される方が多い」と谷井さん。青の世界から感じる非日常は、大人も子供もやみつきになるという。
親子の思い出づくりに最適

体験を終えた咲希ちゃんは絵日記にこう記した。「私は夏休みに家族でシュノーケリングをしてきました。シュノーケルをつけて潜ったり、海の中から見える浮き輪に乗ってお散歩をしたのが楽しかったです。海とお友達になれて嬉しかったです」
幼い子供がいると大人は見守る側になりがちだが、このツアーでは安全面は谷井さんに任せられるため、親子で同じ景色を楽しめるのが魅力だ。海に興味はあるが自分たちだけでは心配という子連れファミリーにおすすめの夏のアクティビティである。
お問い合わせは「富山シュノーケリング体験」まで。