宮崎市の中心部に複合商業施設「HAROW」がグランドオープンした。地域活性化につながる“にぎわいの発信地“として期待されている。飲食店や雑貨店など20店舗が入居しているほか、宮崎市と地元企業の連携による起業を後押しする施設もある。歩道を活用したテラス席も設けられ、「まちなかを歩いて楽しみたくなる」エリアになりそうだ。

オープン前日、児玉アナが施設を事前取材に訪れた。
児玉泰一郎アナウンサー:
JR宮崎駅と橘通りを結ぶ高千穂通りに面して18日オープンするのが「HAROW」。街がさらに明るくなりそう。どんなお店が入るのか、見に行ってみよう!

「HAROW」は広島通り側と高千穂通り側の2つの建物にわかれる商業施設。2024年に一部先行開業していた“広島通り側”に続いて、今回、“高千穂通り側”が開業し、グランドオープンとなった。「HAROW」には飲食店や雑貨店など20店舗が入っている。
手ごねハンバーグが食べられる「にくとき」

児玉アナ:
こちらのお店は「にくとき」。おにくが食べられるんですかね〜

店内はカウンターキッチンになっていて、中央部分に焼き場がある。そこで焼かれるのが炭火焼きハンバーグ。宮崎県産の牛や豚を使用した手ごねハンバーグをお客さんの食べるペースに合わせて焼いて出してくれるそうだ。

児玉アナ:
カウンターにも炭火があるので、あつあつの状態でいただくことができる。外はカリッと炭火のいい香り。なかから肉汁が溢れてくる。できたてが食べられるって幸せだ。
宮崎市と地元企業が連携したオフィス「MOC」

児玉アナ:
「にくとき」の隣にあるのがガラス張りのオフィス。「MOC」と書いてある。いったい、何をするスペース?
宮崎市と地元企業が連携してつくる宮崎オープンシティ推進協議会、通称「MOC(モック)」。企業や起業家からの相談を受けたり、起業家を招いた講演会などを開催したりして、宮崎での起業を後押しする。

Q.起業したい人が相談に来た時の料金は?
MOC創発本部長 杉田剛さん:
無料です、我々事務局に相談いただければ無料で対応する。チャレンジする人を応援する場所なので、気軽にお越しいただいてとにかく質問していただきたい。
テレビ宮崎が出店「&Labo」

児玉アナ:
そして「HAROW」には、UMKテレビ宮崎が出店する「&Labo(アンドラボ)」もある。なかには榎木田アナウンサーの姿がありますね。

&Labo事務局 榎木田朱美(テレビ宮崎取締役):
UMKが地上波以外で初めて挑戦することで、一言で言うと“コミュニケーションサロン” 地域のみなさん、いろんなヒト・コト・モノとつながる場所として、配信したり、セミナーを開いたりする。また、カウンターがあったりします。

Q.カウンターという事は…あそこにあけみママが?
&Labo事務局 榎木田朱美(テレビ宮崎取締役):
そうなんです、「スナックあけみ」のあけみママが時々現れます。色々な方とつながっていこうという場所。ぜひ皆さんもお越しくだい。

「&Labo」では、県内26市町村とコラボした企画も順次予定されている。
歩道は「通る」だけではなく「集う」場所へ

さらに「HAROW」にはテラス席もあり、まちなかでゆっくりとした時間を過ごすこともできる。これは、歩道の有効活用をする国の「ほこみち」制度を活用したもので、歩道が「通る」だけではなく「集う」場所へと生まれ変わった。

NTT都市開発 竹下あゆみさん:
今回のコンセプトが「宮崎のまちなかを歩いて楽しみたくなる、にぎわいの発信地」としていて、通りと一体となって施設がにぎわいをにじみだしてくるということをコンセプトにしている。ここの施設に来ていただきたいのはもちろんだが、中心市街地一帯が盛り上がってほしいという思いがあるので、まちを循環して楽しんでほしい。
「HAROW」の2〜3階にはオフィスが入り、新たに400人が働く。まちなかに新たな雇用があると、経済効果も期待される。
UMKテレビ宮崎が出店する「&Labo」では、土日にイベントを開催する。アナウンサー体験やインフルエンサーのトークショーなど盛りだくさん!4月25日には美郷町や大学生とコラボした配信も行う予定で、「&Labo」からも地域の魅力を発信していく。
(テレビ宮崎)