80%の標識に広告なし
そう語るのは、消火栓標識株式会社の代表取締役で、全国消火栓標識連合会の理事長を務める毛利綱作さん。
東京、埼玉、千葉、神奈川といった関東圏から、静岡や愛知、山形、宮城の消火栓標識を維持管理している。東京で約2万5千本、埼玉と千葉でそれぞれ約4000本などと、その数なんと約6万本だ。

「設置する際に関係各所からの許認可を得ますが、基本的には弊社で維持管理しています。その方法が消火栓標識の下に広告を入れることです。その費用で標識を新たに建てたり、建て替えたり、数年おきにペンキを塗り直したりしています」
管轄内の消火栓標識約6万本のうち、実際に広告が入っているのは現在1万本程度。

約80%の標識に広告が入っていないという。長方形のフレームだけになっている標識を見かけたことがあるはずだ。