自宅に眠るガラケー、再起動してみませんか?

東京・銀座で月に3日間、大手キャリアKDDIが行っているのが動かなくなったガラケーをよみがえらせるイベントです。

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うわ~!あはは!

スタッフ
お子さまですか?


はい、そうです。子どもの歯がない!

ガラケーは“青春のタイムカプセル”、特殊な機械を使い、思い出を次々と蘇らせていきます。

ここで、5年前から活動しているのは柴田真理子さんです。

柴田真理子さん
いつかは見られるんじゃないかなっていう、ちょっとした期待でなかなかガラケーを捨てられずにいる。思い出が出てきた時の、感情がゆさぶれるような感じを沢山の方にも味わっていただきたいです。

この日、イベントに訪れた女性が持っていたのは、6台ものガラケー。その目的は、およそ10年前に亡くなった父の写真です。

父親の写真を探す女性
父はなかなか写真を撮らせてくれなくて、動いている写真を撮ったりはするんですけど…

そんなお父さんの数少ない写真が、持参したガラケーのどこかに眠っているそうです。

父親の写真を探す女性
あ!写真きた!あ~父親の(写真)がある。まさか自撮りが入っていると思わなかったんですけど。亡くなる直前の本当に父です。あ~ありがとうございます。大事にします。

こうした笑顔のため、たくさんの思い出と向き合い続ける柴田さん。“ガラケーが持つ思い出の力を広めたい”と活動を続けているのです。

柴田真理子さん
過去のものなんですけども、それが出てくることによって「またこれから頑張ろう」って思ったり、「久しぶりに連絡してみようかな」っておっしゃっていただいたり、過去から今、今からまた未来につながっていく。一人でも多くのお客様に喜んでいただければ、それが一番私たちも嬉しいです。

柴田真理子さん
柴田真理子さん

一人でも多くの人が思い出と再会できますように。ガラケーを再起動し続ける柴田さんの活動はあすも続きます。