額縁に入れられた“小さな制服”。

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これは、子ども達の思い出が詰まった“世界にひとつだけのインテリア”です。

佐藤 色さん:
幼稚園の制服を手のひらサイズにミニサイズに作り替えます。

制服のミニチュアリメイクを行う佐藤色さん。
思い出が詰まった制服の生地を使い、10cmほどの小さな制服に作り替える職人です。

佐藤色さん:
子どもの思い出全部取っていて、少しずつ処分を始めたのですけど思い出自体を処分してしまっているような感覚ですごく悲しくなってしまって・・・

こうした自身の経験から“いつまでも子育ての思い出を感じてほしい”と、20年前から制服のミニチュアリメイクを行っているんです。

佐藤色さん:
細部まで再現をした場合、お客様がそれを見て「懐かしい思い出の中に戻れました」って言っていただけるんですね。

繊細な作業
繊細な作業

この日も、超小型のアイロンやピンセットなどを使いミリ単位の繊細な作業を行っていきます。
そして、約20時間かけ制服が完成。依頼者の親子とご対面です。

受け取った親子:
うわ~!かわいい~!こんなに細かく再現していただけると思ってなかったので感動です

佐藤色さん:
この笑顔を見たいから私たちは頑張って製作しています。うふふふ。

そんな佐藤さんが、今後目指しているものは何ですか?

佐藤色さん:
七五三の時に写真館で家族写真を撮るように卒業後の制服をミニチュアにして額に入れて飾るという文化を作っていきたいです。

思い出をインテリアとして残していく佐藤さんの活動はあすも続きます。
(「イット!」3月7日放送より)