3月14日、「第41回FNSアナウンス大賞」各賞の受賞者が表彰された。

FNSアナウンス大賞は、FNS系列28局のアナウンサーが「新人」「番組」「スポーツ」「ナレーション」の4部門にそれぞれエントリー。その中から、最優秀作品に「アナウンス大賞」が、各部門のトップの作品には「アナウンス賞」が贈られる。2024年度も各局から150人を超えるFNS系列局のアナウンサーがエントリーした。

各部門の受賞者がコメント

「新人部門アナウンス賞」は、鹿児島テレビの山根美乃梨アナウンサーが受賞した。

「新人部門アナウンス賞」受賞の鹿児島テレビ・山根美乃梨アナウンサー
「新人部門アナウンス賞」受賞の鹿児島テレビ・山根美乃梨アナウンサー
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山根アナウンサー:
今回提出した作品は焼き鳥好きの私が鹿児島県内の焼鳥屋さんを巡って、独断と偏見でお店の「焼き鳥のコレ一本」を紹介する作品でした。制作段階から大好きな段階と言うこともあって、終始アドレナリンが出て興奮状態だったのを覚えています。この賞を通して好きな思いや情熱はみなさんに伝わるんだと言うことが分かったので、これからも一つ一つの仕事に対して、情熱や好きな気持ちを忘れずに全力で向き合っていきたいと思います。

「番組部門アナウンス賞」受賞の関西テレビ・橋本和花子アナウンサー
「番組部門アナウンス賞」受賞の関西テレビ・橋本和花子アナウンサー

「番組部門アナウンス賞」は、関西テレビの橋本和花子アナウンサーが受賞した。

橋本アナウンサー:
今回評価していただいた作品は、丸三年間担当している思い入れのあるスポーツコーナーですので、この度名誉ある賞をいただけて大変嬉しく思っています。スポーツキャスターの使命というのは、アスリートの魅力をお伝えすることで、視聴者のみなさんによりそのアスリートを応援したくなってもらう応援の輪を広げることだと考えています。今後もこの使命を全うしていきたいと思っています。

「スポーツ部門アナウンス賞」j受賞の北海道文化放送・中村剛大アナウンサー
「スポーツ部門アナウンス賞」j受賞の北海道文化放送・中村剛大アナウンサー

「スポーツ部門アナウンス賞」は、北海道文化放送の中村剛大アナウンサーが受賞した。

中村アナウンサー:
受賞した作品は、プロ野球中継の日本ハムと楽天の試合です。私自身、子どもの頃からプロ野球中継が好きで…ジャイアンツ戦なのですが、毎日ナイター中継を見ながら、プロ野球の実況がしたいという思いでアナウンサーという職に就きました。自分が職を目指した原点の中継で受賞できたこと本当に嬉しく思っています。新庄剛志監督が監督になって二年連続最下位でしたが、去年は一気に2位と躍進しました。視聴率もありがたいことに高くて、地域の方に見てもらっているという実感を持ちながら仕事にあたっています。これが当たり前ではないということを改めて肝に銘じて、視聴者の皆さんに、よりチームや選手の魅力が伝わるような放送を目指してこれからも精進していきたいと思っています。

「ナレーション部門アナウンス賞」j受賞のテレビ静岡・北村花絵アナウンサー
「ナレーション部門アナウンス賞」j受賞のテレビ静岡・北村花絵アナウンサー

「ナレーション部門アナウンス賞」は、テレビ静岡の北村花絵アナウンサーが受賞した。

北村アナウンサー:
ナレーションの仕事は得意や不得意ではなくて好きな仕事なので、好きな仕事で評価していただいて、アナウンス賞を受賞できたことが今後の仕事においても励みになります。これからも多彩なナレーションができるアナウンサーを目指していきたいと思っています。

最優秀賞はフジテレビの木村拓也アナウンサー

そして、最優秀賞である「アナウンス大賞」は、フジテレビの木村拓也アナウンサーが受賞した。受賞番組は「Live Newsイット!」で、フジテレビの報道番組としては38年ぶりの受賞となった。

最優秀賞である「アナウンス大賞」受賞のフジテレビ・木村拓也アナウンサー
最優秀賞である「アナウンス大賞」受賞のフジテレビ・木村拓也アナウンサー

木村アナウンサー:
提出した作品は、去年2月1日の放送の「Live Newsイット!」です。能登半島地震からちょうど一カ月経った、まだ被害の全容が分かっていない能登町白丸地区という場所でのドローン中継です。ドローンを使った被災地での生中継というのはこれまでにない試みで、葛藤もありましたが、まだ被害の全容が分かっていない地区において、災害報道としても、これは必要なものであると判断して中継することを決めました。受賞の報告をして、何よりも喜んでくれたのは、ドローンの操縦士、ディレクター、カメラマンなどの技術の皆さんの仲間たちでした。一人でSNSやYouTubeで発信できる時代において、テレビの役割がどういったところにあるんだろうかと考えることもありますが、日々これからも模索しながら伝えていきたいと思います。

FNSの中では最も長い歴史をもつコンテストとして、毎年開催されているFNSアナウンス大賞。FNS系列局延べ約360人のアナウンサーが、ひとつの目標として、また来年に向けて切磋琢磨を続けていく。

フジテレビ
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