埼玉・行田市で、下水道管を点検中の4人がマンホールに転落して亡くなった事故で、転落防止用の器具や空気を送るマスクを着用しなかったことについて、会社側は「現場判断だった」と説明しました。
2日に行田市で下水道管を点検中にマンホールの中に転落して死亡した男性作業員4人は、いずれも転落を防ぐための器具をつけていませんでした。
作業を行っていた会社は、「防護服を着た上での器具着用となり、現場の判断で、熱中症対策のため作業開始直前まで着ないようにしていた」と説明しました。
また、地上から空気を送る「エアラインマスク」についても、「前回作業した際、硫化水素濃度等に問題がなかったため、現場の判断で今回は持っていかなかった」と、いずれも現場の判断だったとしました。