アメリカの電気自動車大手「テスラ」は、CEOのイーロン・マスク氏に対して、日本円で約4兆3000億円相当の株式を支払うことを明らかにしました。
テスラによりますと、マスク氏に支払われるのは9600万株の制限付き株式で、日本円で約4兆3000億円に相当します。
マスク氏が2027年まで経営幹部としてとどまることなどが条件とされています。
電気自動車の販売減少や株価低迷が続く中、マスク氏をテスラに引き留め、経営に集中させる狙いがあります。
一方で、マスク氏の報酬をめぐっては2018年に日本円で約8兆円を超える報酬案が承認されたものの、一部の株主が「高額すぎる」として訴訟を起こし、2025年1月に裁判所が無効と判断しています。
マスク氏側は判断を不服として控訴しています。