ダイエットやボディメイクを目指すと、気になってくるのが「プロテイン」。

しかし、種類が多いのが悩みどころ。もしあなたがよく運動をする場合、自分に合ったプロテインを見つけたいならどうすればいいのか。

「バズーカ岡田」こと岡田隆さん
「バズーカ岡田」こと岡田隆さん
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現役ボディービルダーで体づくりに詳しい、バズーカ岡田さんに聞いた。ポイントは「自分の目的と商品パッケージに書いてある“キャッチフレーズ”が合うか」だという。

プロテイン=体づくりの材料

そもそもプロテインは、タンパク質の摂取を“補助する食品”だと岡田さんは言う。

体のエネルギー源である「三大栄養素」(タンパク質、脂質、炭水化物)のうち、タンパク質は“筋肉の材料”にもなるが、食事のみで摂ると意外と大変だったりする。

体づくりを助けるもの(画像はイメージ)
体づくりを助けるもの(画像はイメージ)

「そのため“材料”を補給する目的でプロテインを飲むのです。特に、筋トレをする人にとっては、効率的に筋肉をつけるためには必要な栄養素です」

ホエイ・カゼイン・ソイの違い

プロテインは粉末タイプが主流で、大きく3つの種類が普及している。それが「ホエイ」「カゼイン」「ソイ」。原料や特徴は次の通りだ。

プロテインの代表的3種類とその特徴
プロテインの代表的3種類とその特徴

【ホエイ】
原料は牛乳の乳清(ホエイ)。動物性タンパク質。体内への吸収が速い。
【カゼイン】
原料は牛乳のホエイ以外のタンパク質。動物性タンパク質。体内への吸収はゆっくりだが腹持ちがいい。
【ソイ】
原料は大豆。植物性タンパク質。体内への吸収はゆっくりだが腹持ちがいい。

WPCとWPIってなに?

さらにホエイプロテインは「WPC」と「WPI」に分けることができるという。

WPC(ホエイプロテインコンセントレート)
乳糖や脂肪などをわずかに残したもの。WPIよりタンパク質の含有量は低めだが、価格は手頃。牛乳由来のビタミンやミネラルなど、その他の栄養素を摂取できるメリットもある。

WPI(ホエイプロテインアイソレート)
乳糖や脂肪などをできる限り除去したもの。タンパク質の含有量は高めで、価格も高め。