「そんなこといっても、毎日が忙しくて時間が足りない!」

こう思った読者もいるかもしれない。そこで片野さんが提案するのが、スキマ時間に休むこと。職場での小休憩、通勤中の時間、会議が始まる前などがそうだ。

いったい、どのような方法があるのか。

ちょっとしたOFFの活用法

まずは「職場での小休憩」の場合。職場の近くや別のフロアなど、オフィス内をぐるりと歩いてみるのはどうだろうか。軽い運動だけでなく、気分転換にもなるという。

近くを歩くだけでもいい(画像はイメージ)
近くを歩くだけでもいい(画像はイメージ)

もしくは、つま先立ちを繰り返すことでも心身がスッキリするそう。周囲の視線が気になるなら目立たない場所に移動するか、椅子に座ったままでもできる。飲料を飲んでひと息入れる、給湯室やデスクでの談笑も効果的だそう。

想像を働かせるとリフレッシュに(画像はイメージ)
想像を働かせるとリフレッシュに(画像はイメージ)

次は「通勤中の時間」の場合。できることは限られそうだが、ここは考え方次第。憧れの旅行先などに訪れているのを想像したり、過去の楽しかった思い出を振り返ったりするだけで、精神的なリフレッシュにつながるという。

周囲の迷惑にならない範囲で、読書をする、音楽を聴くなど、楽しいことに没頭してみるのも良いとのことだ。

「ぼーっ」としてもいい

そして、会議やプレゼンの前など「これから集中したい」場合もあるだろう。そんな時には、窓から外を見て「ボーッとする」こともお勧め。リラックスできるほか、脳内にたまった情報を整理することにもつながるという。

あえて「ぼーっ」とするのもアリ(画像はイメージ)
あえて「ぼーっ」とするのもアリ(画像はイメージ)

その行動が「休養」だと知らないだけで、実は普段からしていたということも多かったはず。ほんの少しでも時間があれば、積極的に取り入れてみるといいかもしれない。