岡山の中心部に現代アートを発信する新たな拠点が誕生します。岡山市の公益財団法人が4月、現代アートを展示する新しい美術館を北区丸の内にオープンさせることを決めました。

4月6日に美術館をオープンさせるのは、岡山市の石川文化振興財団で、施設の名前は、「現代美術館ラビットホール」です。

財団によりますと、この美術館は、岡山市北区丸の内の鉄筋コンクリート3階建ての既存の建物を取得し改装したもので、文化施設が集まるカルチャーゾーンと呼ばれるエリアに立地します。財団の石川康晴理事長(ストライプインターナショナルの創業者)が収集する約400のコレクションの一部や、世界で活躍するアーティストの作品など約40点を展示します。入館料は大人1500円、18歳以下は無料で、初年度は1万人の来館を目指します。

岡山市では2025年9月から、財団などが主催する現代アートの祭典、「岡山芸術交流」が開かれます。財団では美術館オープンによって「アートに触れられる機会をつくり、地域のにぎわいを作っていきたい」としています。投資の総額は約6億円に上るということです。

岡山放送
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