3月3日は「桃の節句」。山形・寒河江市では、「寒河江雛まつり」が開かれている。また、会場の1つ寒河江八幡宮の参集殿では、ひな人形と一緒に楽しめる恒例の「ねこさがし」も行われていて、大人も夢中になっている。

珍しいひな人形を多数展示

寒河江市では、「寒河江雛まつり」と題したひな人形の展示を市内3つの会場で行っている。

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このうち寒河江八幡宮の参集殿では、江戸から平成までの約150体のひな人形が訪れた人を迎えてくれる。

全て神社の所蔵品で、寄贈されたものもあるが、ほとんどが全国各地から買い集めたものだ。

寒河江八幡宮・鬼海智美宮司は「『駿河御殿飾り』。特に見所は、鷹匠が狩りの腕前を披露するために鷹を飛ばそうとしている所をおひなさまが立ち上がって見ているという、大変珍しいもの」と説明する。

ほかにも、京都御所の紫宸殿を模した大きな御殿に、三人官女や宴会をする三人上戸たちの生き生きとした表情が特徴的な「紫宸殿御殿飾り」。

そして、礼服に身を包んだ明治天皇が昭憲皇后と椅子に座っているものなど、珍しいひな人形も多数展示され、見ごたえ抜群となっている。

天童市から訪れた人は「すごくいろんなおひなさまがいて楽しかった。古いのから新しいのまで、いろんな形のおひなさまがいてとても感動した」と話した。

“ねこさがし”に大人も夢中!

会場では5年前に始まったという人気の企画「ねこさがし」も行われている。

牛車を引く牛の上に乗るのは白いネコだ。ひな祭りのイベントとして行われている「ねこさがし」は、会場内に隠されたネコを探し、その数を当てれば景品がもらえるというもので、ネコはスタッフがフェルトで手作りした。

色も衣装もバラバラなネコたちが意外な所にも隠れていて、大人も夢中になって探していた。

寒河江市内から訪れた人は「難しい。思ったより見当たらない。面白い。いい取り組みだと思う」と、楽しんだ様子。また、天童市から訪れた人は「ネコ探しめっちゃ楽しくて、きっと子どもたち好きだろうなと思って、連れて来たい」と話していた。

鬼海智美宮司は「おひなさまの中にネコを隠して、それを探してもらってお子さんも楽しんでもらいたいなと企画した。お子さんはもちろんだが、一緒に来たお父さん・お母さんも夢中になって一緒に探してくれている」と話す。

ひな人形と一緒にネコ探しも楽しめる「寒河江八幡宮のひな飾り」は、4月6日まで開催されている。

(さくらんぼテレビ)

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